8月 142014
 

(2017/12/11追記)ロックマンシリーズについて進展がありましたロックマン30周年、運命の歯車が動き出す
(2014/08/17追記)カプコン叩きが目的ではないです。補足記事を書きました→DASH3の記事を書いたワケ

最近、エクストルーパーズはDASH3の作り直しではないということを書きました。このような騒動など、DASH3開発中止後の様子をずっと見てきたんですが、そこで思うことがあります。

開発再開を求めるファンであっても開発室に参加していない人が多いのではないか?

開発中止後になって初めて騒いでる人が結構いるなぁと。開発室に参加していなかったことを責めるつもりはないですが、無知ゆえにいい加減なことを言ってる人を見ると頭を抱えます。問題視しているのは、情報格差があるということです。

DASH3は開発中止の発表とともに公式サイトが閉鎖され、開発室も少しの間を開けて閉鎖し、現在閲覧できない状況です。開発室に参加していなかった人が当時の状況がよくわからないのは無理もないことです。ためしに「ロックマンDASH3」でぐぐると大した情報が出てこないことに気付かされます。

これではいけない。本当に今更ですが、DASH3開発再開を求めるならば、こちらの記録をまずしっかりしなければいけなかったのではないでしょうか。やろうと思ったことはあったんですけど、モチベーションが続きませんでした。今では問題意識がはっきりしています。記録に残すというのは、検索でたどり着けるまとまった情報が存在しているべきという考えです。検索上位にくるといいなぁ。

ということで、今回は、DASH3が開発中止に至った経緯についてまとめたいと思います。そして、当時を知る者として、その背景に見えてくる大きな闇についても扱いたいと思います。それらを踏まえた上で、最後にはどうすれば次につながるのかといったことを考えてみます。

それでは、今回も長文となりますので、時間のあるときにお茶でも飲みながら読んでください。

開発中止の経緯

まずはDASH3開発中止の経緯を時系列でまとめておきます。私のブログの他、私のTwilogCAPコブンさんのブログを遡ることで大体の経緯は確認できました。これらがなければ大変でした。記録を残すことは大事だと痛感します。

全て書くわけにもいかないので、開発中止に関係する中心的な事柄についてまとめていきます。流れを俯瞰するのにちょうどいいでしょう。他所で見たまとめ(2chスレのコピペ)は一部日付間違ってたりしましたが、改めて調べて確認しましたので、こちらを信用してください。

2010年9月29日。
「任天堂カンファレンス2010」において、3DS向けタイトルとしてDASH3が製作中であることが稲船敬二氏により発表される。直後、DASH3公式プレサイトが公開される。ロックマンシリーズ新作の噂は過去に何度もあったが、いつも噂のまま終わっていたので、噂を信用しないファンも多かった。しかし、元カプコンの神谷英樹氏の発言(2010年9月18日)もあり、かなり期待されていた状況の中での発表だった。

2010年10月11日。
コミコン・インターナショナル(Comic-Con International)で、DASH3 “PROJECT”と称してユーザー参加型開発を行うことが発表された。公式プレサイトではその第一弾として「新ヒロインデザインコンペ」が開始。新ヒロイン「リリィ(仮)」のデザインをユーザーの投票によって採用案を決めるというものだった。各ロックマンシリーズに関わった主要なデザイナーを集めていたため、DASH以外のシリーズファンからも注目される。

2010年10月29日。
稲船敬二氏が自身のブログ上でカプコンを退社することを発表する。DASH3に対する先行きの不安さが見えた最初の事件となる。一方、開発室では新ヒロインデザインコンペの結果が発表され、コマキシンスケさんの案が採用される。

2010年10月30日。
稲船敬二氏がダレットおよびカプコンを退社。(正確には辞表が受理され、11月下旬に契約終了?)

2010年11月14日。
ダレットにおいてSNS「ダレットビレッジ」が11月16日より始まり、その中で「DASH開発室」「ロックマンユニティ」の公式サークルが同時にスタートすることが明らかになる。ロックマンを取り扱う公式SNSとしても期待される。

2010年11月16日。
DASH開発室オープン。同時にサービス開始したダレットビレッジを利用する形だった。初日で開発コブン(登録ユーザー)数は1500人を突破し、ブログへのコメントも盛り上がっていた。また、新ヒロインの名はリリィからエアロに変更となり、デザインも中島暁子さんによってリファインされた。

これ以降、ボーンメカ募集を始めとする様々なユーザー参加型企画が展開されていく。下の動画は2011年1月6日に公開された開発室のPV。

2011年2月16日。
DASH3公式ブログに「覚悟表明」と題した記事が掲載され、本製作承認を通っていないことが明らかとなり、2月22日に承認会議があることが発表される。DASH3の雲行きが怪しいことが明確になった日であり、ファンの反応は様々。

2011年2月22日。
承認会議。

2011年2月24日。
DASH3プロジェクトと関係の深いダレットが親会社のカプコンに3月28日付で吸収合併されることが発表される。

2011年2月25日。
DASH3公式ブログにて、承認会議の結果が「試作期間の延長」であることが発表される。承認でも却下でもない結果に、ファンの間では動揺が更に広がる。

2011年2月26日。
ニンテンドー3DS発売。

2011年3月4日。
発売されたばかりの3DSはあまり普及しておらず、ニンテンドーeショップもサービス開始していないという状況。そんな中で、開発中のタイトルを試遊してもらう場として「ニンテンドー3DS×CAPCOM プレミアム体験会」が3月29日に開催されることが発表される。出展作品の中にはDASH3の試作が含まれ、ユーザー参加型企画であったDASH3にとっては重要なイベントとして注目される。

2011年3月11日。
東北地方太平洋沖地震発生。

2011年3月22日。
震災の被害や当時加熱した自粛ムードを見て、プレミアム体験会の中止が発表され、DASH3は試作体験の場を失う。

2011年3月28日。
株式会社ダレットが株式会社カプコンに吸収合併される。ダレットはサービス名として残る(ドメインもそのまま)。

2011年4月21日。
ニコニコ生放送の番組「ゲームのじかん」にDASH3スタッフ(プロデューサー・北林達也さん、ディレクター・江口正和さん)が出演し、新PVやデモプレイが公開された。新主人公・バレットや彼の所属するブライトバッツなど多くの新情報が発表された。また、5月末頃サービス開始予定だったニンテンドーeショップにて「ロックマンDASH3 THE プロローグ! ゲームのウラ側見せちゃいます編」としてプロローグ版(試作)が200円で発売されることが発表された(当時は無料で配信できなかった)。

以下の2本の動画は、上が番組中で流れた新PVで、下が番組終了後に海外で公開されたプロローグ版の告知PVとなる。

さらに、番組を録画したもののうち、公開された3つのミッションの部分だけ抜き出した動画をファンが公開したものが以下。何故か開発室では公開されなかったレアな映像。

2011年4月22日。
DASH3公式サイトオープン(今まではプレサイト+開発室)、開発室リニューアル。DASH3公式ブログに「重大発表」と題した記事が掲載され、プロローグ版の売れ行きが好調であれば本製作承認が降りるらしいことが発表される。ユーザーの反応は分かれたが、ここからの持ち直しが期待された。

2011年4月28日。
一部ファンを招いてプロローグ版を先行して体験してもらい、スタッフと直接意見のやり取りをする「リアルミーティング」を5月21日に行うことを発表。参加希望者の募集も始める。応募する内容にはブログのURL(所持していれば)なども含まれた。

2011年5月10日。
ダレットが6月23日付でカプコンオンラインゲームズに吸収されることが発表される。

2011年5月16日。
リアルミーティング参加者宛に当選通知が送られるはずだったが、リアルミーティングの開催延期が発表される。新たな開催日については未定。

2011年5月20日。
製品クオリティ向上のためにプロローグ版配信を延期することが発表される。新たな配信日については未定。先述の通り、プロローグ版の売り上げ次第で本製作承認が決まると伝えられていたため、ファンはショックを受けた。

2011年6月23日。
ダレットがカプコンオンラインゲームズに吸収される。ダレットのドメインでアクセスするとカプコンオンラインゲームズ(COG)に飛ばされるようになる。これに伴い、「ダレットブログ」は「COGブログ」に変わった。ダレットの名はダレットビレッジだけが残る。

2011年7月19日。
DASH3開発中止およびプロローグ版の配信中止が発表され、開発室の投稿は凍結され、プロモーションサイトなど一部閲覧不可になる(キャラクター相関図など貴重な情報が失われる)。8月19日に開発室も閉鎖されることが発表される。ブログも沈黙を貫き、名前を出したスタッフの声が一切伝えられることはなかった。

2011年8月11日。
ダレットビレッジが9月21日にサービス終了することが発表される。

2011年8月19日。
DASH開発室閉鎖。これに伴い、公式ブログなど閲覧不可になる。

2011年9月21日。
ダレットビレッジがサービス終了。これによってダレットの名のつくサービスはすべて失われる。

2012年5月9日。
COGブログ(旧ダレットブログ)が6月27日付でサービス終了することが発表され、新規登録が凍結される。

2012年6月27日。
COGブログがサービス終了(ちなみに、これを利用していたロックマンユニティはライブドアブログに移行しています)。

だいたいこんな感じかな。こうして振り返るとものすごい勢いで開発中止に至ったように見えますけど、やはり本製作承認通ってなかったのが痛かったのだと思います。

ユーザー参加型企画のそれぞれに国内外で色んな反応がありましたが、終始、不安は拭えない感じではありました。

開発中止の背景

DASH3の開発中止はとても不気味でした。このことも当時開発コブンとして関わってた一人が感じたこととして、書き残すべきでしょう。

ここから先は引用が多くなります。すべて丁寧に目を通す必要はないでしょう。私の文章だけ見ていれば、実質読む量はかなり減ります。

稲船氏退社に見る闇

2010年10月29日、稲船敬二さんが自身のブログでカプコンを退社することを明らかにします。これが一番初めに不穏さを漂わせた事件であることは既に書きましたね。DASH3が発表されたのは2010年9月29日ですから、まだ1ヶ月しか経っていません。

稲船さんは初代ロックマン1からずっとロックマンシリーズに関わってきた人で、DASH3プロジェクトを立ち上げた張本人であり、同作のプロデュースを行う立場でした。つまり、DASH3チームのトップです。さらに、カプコンという大企業の開発部におけるトップでもありました。たくさんのプロジェクトと部下を管理しているため、それぞれに深く関わって細かく指示出しをするわけではありませんが、企画を通すか通さないかということに関われる強力な権力を持った人でした。そんな重要な人がカプコンから抜けました。そんな強力なロックマンの味方を失いました。

社長の仕事は、部下を評価することと、夢を語ること。
この2つが出来たら、誰でも社長になれる。
そう思ってきたし、今もそう思っている。

しかし、もうダレットではこの2つが出来ない。
部下を評価する権限も、夢を語る資格もなくなったよ。

今月末で辞任します。

(中略)

カプコンも辞任します。

(中略)

カプコンは本当にいい会社だ。
嘘偽りなく、俺はカプコンを愛している。
もしかしたら、世界中で一番。

しかし、想いは必ず遂げられるとは限らないもんだ。
昔、大好きだった彼女ともそうだったように。

こっち側の一方通行じゃあ、どうしようもないことがある。

カプコンの力になり続けるチャンスはあった。
俺は最後までそのチャンスに賭けた。
カプコンも俺も幸せになれる方法。 きっとそれは出来た。

しかし、今となってはそのチャンスは完全に断たれた。

稲船がカプコンと何かを共にすることはこれから先きっとないだろう。

カプコンはこれから稲船抜きで歩まなけれならないし、俺は俺でカプコンに頼ることは出来ない。

23年一緒に歩んできたけど、別れるときはあっさりとしたものだ。

何かあったんだろうなということを匂わせていますが、これではなんのことだかわかりません。しかし、同日、4Gamerで稲船さんのインタビュー記事が掲載され、そこで闇が垣間見えます。4Gamerさんは9月末に稲船さんにインタビューのオファーをし、10月半ばにアポを取りました。しかし、そこで退社することが明かされ、予定を変更し、退社の経緯や今後について聞くこととなりました。稲船さん本人が退社を明らかにするまで、その記事は暖められていたのです。これがまたすごい内容なので、是非とも全文読んでもらいたいのですが、DASH3に関連するところだけ抜き出します。3ページ目からの引用になります。

稲船氏:
 それと同じことです。カプコンを救いたいんです。でも,カプコンに甘えて自分がダメになっていくのとそれは別問題ですし,今回改めて「目指している道が違うことが明確にされた」ので,カプコンを出て行くことになりました。

4Gamer:
 でもそこまでして救いたいのであれば,辞めたあとでもカプコンのために仕事することはできますよね。実際,そういう人は大勢いますし。

稲船氏:
 まったくそのとおりです。だから,カプコンを離れて,カプコンから独立して会社を作りますけど,カプコンと契約をして,今仕掛かっているタイトル全て受ける準備があります,と伝えたんです。それを受けちゃうと,ほかのパブリッシャからの仕事はまったくできませんけど,仕掛かったものは最後まで仕上げておきたかったんです。しかしかなわぬことでした。「不要である」と。

4Gamer:
 そうですか……。断った詳細な事情までは分かりませんが,しかしそれだと,もしかしていま動いているタイトルのうちいくつかは「陽の目を見ないまま闇へ」となる可能性があるわけですね。

稲船氏:
 そうでしょうね。

4Gamer:
 ロックマンDASH3とか大丈夫ですかね……。

稲船氏:
 タイミングを見て,メンバーを集め,作戦を練り,ロックマンDASH3をようやく立ち上げました。本当はこんな時期に辞めたくはないんですけどね……。でももうやれないんです。気力が続かないんです。だからこそカプコンを離れて気力を維持して,その状態でカプコンを支えたかったんですが,かなわぬようです。
 生き残らせたいと思って働きかけていくと思いますけど,こればっかりは分かりません。

4Gamer:
 でもさっきの話で言うならば「ロックマンは稲船が作ったから売れた」と思われていたら生き残りませんよね。「ロックマンはロックマンであるから売れるのだ」と思われているのであれば,生き残るプロジェクトのはずです。

稲船氏:
 確かにそうですね。
 たぶん稲船というブランドは,稲船じゃない誰かほかの名無しの権兵衛さんであっても,カプコンにとっては同じなんです。辞めるという決断を最後に後押しした理由はそこですね。しかも悲しいことに,辞めることによって,自分でそれを証明してしまったことになるんですよね。そこは本当に悲しかったです。

詳しいことはわかりませんが、それでもそこまで話していいのかというほどのぶっちゃけトークです。稲船さんはカプコンに残っていられない状況となり、退社後も外部からDASH3を支えられると提案しますが、これをカプコンが断っています。これ以降、稲船さんはDASH3の内部に関わることはできず、外部からいちユーザーとして応援する立場となります。

稲船さんは実は開発室ブログにコメントを残していたのですが、気付かなかった人もいると思いますので、全文引用します。印象操作になりそうなので、ほんとは飾らないほうがいいと思うんですが、気になるところを太字にさせていただきます。

203 稲船 敬二 2010年10月30日 13:27

無責任。 その通りだ。
そんなこと承知の決断。 当然悩んだ。

出来ればこの「DASH3」だけでもやりたかった。

今の社会ってものは、納得のいかないものだらけなんだよ。
自分自身の信念を貫きたければ、自分自身がTOPになるしかないのさ。

俺はDASH3を何とか立ち上げたよ。0から1の一部だ。
あとはどうするかみんな考えてみてよ。

スタッフもファンもやることは一つじゃん。
潰される恐怖に怯えるより、潰せないくらいここを盛り上げてみてよ。
盛り上がったコミュニティを無視して会社が勝手に潰すなら、もうそんな会社には未来はないよ。

DASHが復活出来る唯一の方法に賭けたんだよ。
俺がいなくても作れるんだよ。
道をつけるのが俺の仕事でもある。
道さえつけば、あとは進むだけさ。 間違った道に進まないようにみんながいるんだろ?

それに、俺がいなきゃ作れないようなやわなスタッフじゃないよ。
その証拠にコンテストも正直に俺を最下位にしたじゃん。
普通のサラリーマン社会では上司に気を利かしてせめて真ん中位に置いておくんじゃん。
そうしないと評価下がるから^^

ここのスタッフはそんなことしないよ。
逆を返せば、信頼関係だ。
稲船は「最下位」でも怒らないことを知ってる。
勝負は勝負、負けて怒るならやらないか、絶対1位を目指して努力するかだ。(つづく)

204 稲船 敬二 2010年10月30日 13:28

もし、DASH3発表前に俺が辞めてたら。
ハッキリいってDASHは二度と復活しなかったと思う。

偉そうに言ってるのではなく、真実だ。

だからこそ、このプロジェクトを大事にしてほしい。
俺のカプコンでの最後の一矢だ。

確実に敵の眉間を貫いてほしいよ。
そのためには、スタッフの根性とここに来てくれてるファンの力が必要なんだよ。

今後は俺もDASHファンとしてこの「開発室」から参加させてもらうよ。
江口はやりにくいかもしれないが、遠慮なくビシビシ指摘するよ。

障害は槍のように降ってくるが、信念があれば弾きかえせるよ。

無責任と責められても、俺も信念を貫きとおすさ。

開発者が望んで、ユーザーが望むゲームそして経営者が望むもの。
たったひとつ。 開発者とユーザーと経営者が同一な会社。

俺はそれを目指す。

DASH3という企画がどれだけ困難なものであるかを示し、ファンに協力を促しています。スタッフを鼓舞するようなメッセージも含まれ、今見ると目頭が熱くなってしまいます。しかし、ここでいう「敵」とは何なのでしょうか。世の中の不条理でしょうか。それとも、社内の誰かでしょうか。先に引用した稲船さんのブログやインタビューを読み返してみてください。だんだん稲船さんの人物像が見えてくると思います。

2010年10月14日、投資家・やまもといちろう氏が意味深な記事をブログに書きます。比喩が多くて読みにくいですが、王国はカプコン、騎士団長は稲船さんのことを指しています。カプコンを痛烈に批判(典型的な大企業病)しつつ、稲船さんを支持する内容となっています。

● 王国の衰亡と新勢力の台頭

 会社は、優秀なマネージャーの叛乱鎮圧にあたって政治で勝つことはあっても、利益を得られるとは限らない。

 優秀なマネージャーが会社に条件を突きつけるのは、それなり以上の合理的な理由があるからなのだ。

 そして、騎士団長の放逐というのは定期的に繰り返される。環境が変化するごとに大本営の無理解や宮廷政治ぶりに苛立ち、必ず抗議をエスカレートさせることが企業文化となる。騎士団長を追い出した副官は、その数年後に、自分もまた追い出される立場となることに対して正常な想像力を働かせることができない。

 幹部が国王の劣化コピーばかりになるのと同様、前線を預かるべき歴代騎士団長も、だんだん粒が小さくなる。そうこうしている間に、市場全体の環境変化に鋭く適応した新勢力が、いろんな方向から王国に立ち向かい、利益を削ぎ落としていく。

● 放逐されたから騎士団長が終わるとは限らない

 そもそも、騎士団長になるのは優秀だからである。実績を挙げられるのは、優れた将軍だからである。逆に言えば、兵のいない将軍は凡人であるし、兵を維持できる仕組みさえ提供できれば、地位を失った騎士団長であっても領土を確保できるようになるだろう。

 騎士団長が新しい王になるとき、それこそ、老いた国王にとっては最悪の悪夢となる。

 ゲーム業界においては激震となるとは思うけれども、一歩でも二歩でも先を見て、より良い作品や世界に評価されるコンテンツが提供できるならば、むしろいまある混乱というのはプラスに働くのではないだろうか。

やまもと氏の立場は私はよくわかっていないのですが、下にまとめられている騒動を見るに、ひとまずダレットに関わっていたようです。聖剣伝説シリーズの作曲で有名な菊田裕樹さんが、稲船さんのインタビュー記事に苦言を呈していたのですが、「事情を知らない人が関係者ヅラして妄想を垂れ流すのは風評被害だ」という主旨でやまもと氏が反論しています。

後に、やまもと氏は稲船さんの作ったcomceptとinterceptという会社の取締役に就任します。当時、やまもと氏が代表取締役を務めるイレギュラーズアンドパートナーズはcomceptと住所が一致していたらしく、深い関係がありそうです。だから、菊田さんの発言の火消しに回ったのでしょう。しかし、comceptの取締役は既に辞任しています。

ちなみに、Togetterによるまとめの中で出てくる@maqautoさんは池原実さんのようです。ブレスオブファイアシリーズやドラゴンズドグマの主要スタッフの1人で、DASH1にも関わっていたようです。稲船さんを支持していながらも、社内に残った部下のようです。ちょうどドラゴンズドグマの開発で忙しかったでしょう。池原さんのツイートからもかなり闇を感じます。

これは私が今のカプコンに抱いているイメージと一致します。私はDASH3は社内政治に負けたのではないかと見ています。

あれこれ引用してきましたが、カプコンの闇を感じ取られたでしょうか。ここまで「お家事情」が外部に露見してしまう会社もなかなかないのではないでしょうか。

開発中止の悲劇

2011年2月16日、開発室ブログ上で、本制作承認が降りてないことが明らかになりました。

2月22日の会社の会議に、DASH3の本制作承認ってやつを獲りに行くぜ。
カプコンでは、まず最初に数ヶ月かけてゲームの試作ってやつを作り、
それをいろんな人に見てもらって、ようやく本制作承認をめでたくゲットできるって仕組みだ。

そして、DASH3はその試作を鋭意制作中ってわけだ。
みんなに協力してもらいながら進めているまさに今が、本制作承認を勝ち取るための
大切な時間なんだ。
そう、ぶっちゃけて言えば、ここでもし「イケてない」と判断されたら、
次に昇るべきステップを、いわゆる“女神の前髪”を逃してしまうかもしれないってことだ。

だから今、俺たちはめちゃくちゃ燃えている。
ここまで来て、引き下がるわけにはいかない。
・・・絶対に。

ロックを助けに行くためのロケットが飛ばないなんて、そんなことには俺がさせない。
今回の試みが失敗に終われば、ロックは永久に地球に帰れないんだぜ?
救出ロケットを打ち出すのは今しかない、俺たちしかいないんだ!!

コメント欄では、江口さんが頑張ってファンのコメントにひとつひとつ返事していました。今見ると、すごくつらいものがありますね・・・。みんな返事読んだのかなぁ。

この承認会議では開発中止にはなりませんでしたが、試作延長となり、本制作承認はもらえず。そんな状況のまま開発室の運営は続きます。「ニンテンドー3DS×CAPCOM プレミアム体験会」というイベントで出展する予定がありましたが、震災による自粛でイベントが中止になりました。運が悪すぎます。それ以降、開発室そのものも自粛しているのか更新が控えめな時期が続きます。

2011年4月22日、プロローグ版の売上がよければ承認が得られるということがブログに書かれました。

新しいところばっかり書いちゃったけど、
もちろん、DASHの続編をずっと待っててくれた人の期待に応えるものであることも必須だ。
ロールやデータなど、おなじみのキャラと再会出来て
DASH2で止まったままの時が動き出す!そんな試作が出来上がった!

この新しい可能性を感じさせる試作を引っさげて臨んだ社内の本制作承認会議。
バレットのウケは狙い通り上々。手応えアリ!だったんだけど・・・
10年以上前のシリーズの新作を、どのくらいの人に受け入れてもらえるのか?判断は難しい。

そこで登場するのが「DASH開発室」。
ユーザーさんと開発段階から一緒に盛り上がっていこうっていう、この企画だ。
これを利用すれば・・・ってことで、ここから先は前代未聞、驚きの展開だ。

なんと、会社に提出したこの試作DASH3、
言ってみれば、『DASH 3 プロローグ版』をダウンロード販売して、
その盛り上がりで本制作承認の判断をする!という決定が下ったんだ。
盛り上がればそのままGO!!盛り上がらなかったら…ブルブル!そんな事考えたくもない!

プロローグ版の発売時期については、ズバリ5月末頃を予定している!期待して待ってて!!

プロローグ版の配信にファンの注目が集まるわけですが、その後については、先行体験する機会(リアルミーティング)が開催日未定となり、のちにプロローグ版も配信日未定となりました。ファンはさっさと承認を受けてほしかったので非常につらい思いをしました。プロローグ版のために3DS本体を買った人だっています。当時はまだ3DSが値下げしていなかった頃です(2011年7月28日に値下げを発表、同年8月11日に実行)。

そのような状況において、2011年7月19日、告知なしに公式サイトを閉鎖(ヒトコト以外の開発室が暫く残る)して情報を残さず、名前を出したスタッフは一切言葉を発することがなくなり、ブログのコメント欄も閉鎖されてファンの声を直接伝える手段もなくなりました。ダレットの名がつくものも消えていきます。とにかく「何も残すな」と言わんばかりの徹底ぶりでした。開発室に積極的に参加していたユーザや3DSを購入したユーザは特にショックが大きかったでしょう。

DASH3の開発中止がこれだけ騒がれているのは、カプコンのやり方が不誠実であり、禍根を残すものだったからだと思います。みんな清算できていないんですよ。

稲船さんが作りたいと長年言い続けていたのがDASH3です。この記事ではじめに貼り付けた発表時の映像を見てほしいです。稲船さんの嬉しくて嬉しくてたまらないという表情がわかるはずです。最近のクリエイターは自信なさげなので、このように楽しそうな姿を見せられると、こちらの期待もぐっと高まるというものです。

そんな稲船さんがすぐにカプコンを退社することになったということ自体、あの会社が相当深い闇を抱えていると感じられてなりません。既に書いたように、退社後もDASH3に関わる意思はあったけど、断られています。「稲船さんが途中で投げ出した」という人をよく見かけますが、そうじゃないと思います。なんとかしてもっと長く留まれなかったのだろうかとは思うのですが・・・。

稲船さんの退社後、DASH3やメガマンユニバースやダレットといった稲船さんによって立ち上げられた企画が急速に消えていきます。ダレットではダレットビレッジというSNSを立ち上げて、これをDASH開発室でも利用する形だったのですが、DASH3の開発中止が決まってからは早々にダレットビレッジも終了が決まりました。あまりに早すぎると思うんです。

つまり、稲船さんが退社したことによって、社内のアンチ稲船派が稲船さんの遺産を強引に潰してきたという陰謀説がそれほど的外れに感じられないほど、外から見ても不気味な動きをしていたということです。あれだけの大企業がまさかそんな馬鹿げたことをするとは思いたくないのですが、ありえなくはないと思わされるほどに信用がありません。カプコンは信用のなさを自覚して、信用回復のために誠実になるべきです。ファンをゾンビにしてどうするんですか。

もし、カプコンがそんな馬鹿げたことをやらかしていたとしたら、おそらく最も傷ついているのはスタッフになるのでしょう。有名クリエイターがどんどん退社していくことで有名なカプコンですが、かつてロックマンに関わった主要なスタッフの多くはカプコンにいません。稲船さんが新たに立ち上げたcomceptという会社に移った元ロックマンチームの人(DASHチームなら安間正博さん)もいくらか確認できています。優秀な人が抜けてしまうそれなりの理由があるはずです。

まあ、憶測は憶測です。真相は闇の中にあり、表に現れることはないでしょう。

開発室とは何だったのか

そして、開発室という謎企画について触れねばなりません。あえて言ってしまいますが、開発室はDASHファンが望んで納得して生まれたものとは思えません。DASHは「ロックマンDASHまわり」(2014年4月末閉鎖)という公式サイト上でファンの質問に答えたりと、ファンとの距離が近いシリーズではありました。しかし、それでも、あそこまで深く開発に参加させようという無謀な企画にする必要性が感じられません。これは何らかの意図のもとで考えられた戦略だと思います。稲船さんは開発室ブログへのコメントで「ファンの力が必要」だと発言しています。つまり、DASH3という今まで実現できなかったプロジェクトを現実のものにするためには、開発室が必要不可欠な要素であると言っているのです。

開発室は話題性があるというだけでなく、製品を買ってくれそうなユーザ数を事前に可視化して承認会議のネタにすることなど考えられますが、そもそも承認会議を通っていないということが問題ですよね。承認会議を通っていないということは、いつでも潰せる不安定な状況です。そこで、既成事実を作り上げることで簡単に潰せないようにした、つまり、開発コブンとは、開発中止をさせないための人質だったのではないでしょうか。ここで次の記事を見てみましょう。

9月20日、米ニューヨーク・タイムズ紙に稲船の長文インタビューが載った。過去最高の194社が参加した9月の「東京ゲームショウ2010」を酷評している。「みんな、ひどいゲームをつくってる。日本は少なくとも5年は遅れた。コンソールで遊ぶ最後の世代のためにゲームをつくってるようなもんだ」と一刀両断。稲船はすでに独立するハラだった。

9月27日、稲船は会長と会う。その時点までは、継続中のプロジェクトは独立後も外注の形で請け負う気でいた。ところが、飼い犬に手を噛まれたと思ったか、会長は数日後に小田民雄CFO(最高財務責任者)兼取締役と一井克彦常務執行役員(コンシューマエンターテインメント事業統括本部長)を呼び、「稲船とは一切契約をしない」と告げた。

仰天したのは役員陣だ。稲船がいないと進行中のプロジェクトの8割に支障が出る。開発が軒並み保留か中止になったら、数十億円の損失を出しかねない(カプコン広報・IR室は本誌に「影響なし」と回答した)。ゲーム開発は1作品に3年かかるものなどザラで、影響は今後数年に及ぶかもしれない。二人は懸命にとりなしたが、会長の怒りは収まらない。息子の春弘社長も説得に加わったが、稲船と同年齢の引け目からか、途中で腰砕けになった。

さらに2ページ目からの引用になります。

稲船の不満は「日本のゲームはかつて世界を制覇した。なのに、頑張ったクリエーターは報われない。一生懸命働くだけ損なんです。カプコンのようなパブリッシャーが、どんなに実力のあるデベロッパーでも下請け扱いして、裏切るようにロイヤリティーを値切る。夢がないから、ジリ貧になった」というものだ。

結局、稲船は「カプコンではもうやることがない」と辞表を提出、10月下旬のコーポレート会議で受理された。28日のプレスリリースでは執行役員1人の昇格だけ発表し、稲船は29日に自身のブログで退社を告げた(正式退社は11月下旬)。

稲船のカプコン社歴は23年。生え抜きの才能が失われたのは、これが初めてではない。「ストリートファイター」を開発した岡本吉起も、ハリウッドで映画化された「バイオハザード」の三上真司も、みな辻本に切られた。会長の持論は、クリエーターは放っておくと金食い虫になる、旬が過ぎたら使い捨て――。「開発部門で人を切ったら次々にヒットが生まれた」と胸を張っている。

(中略)

脱藩した稲船に「カプコンの組織と営業なしで大丈夫?」と聞いた。「僕は自分をゲームのコンセプターだと思っています。コンセプトだけきちっと守らせて、あとは自由裁量。ハンドリングには自信がある。大部隊を抱えなくても、海外のデベロッパーとの協業で開発できます。僕ひとりじゃない。仲間がいます」

出て行った有名なクリエイターたちが会長に切られたというと違う気がしますが、2011年9月27日(DASH3発表の2日前)に稲船さんの退社は社内で実質確定したとこの記事は言っています。退社すること自体はもっと早くから決意していたようです。外部からの関与が断られることは想定内でしょうから、DASH3の立ち上げまでは最低限踏み止まったのでしょう。稲船さんは開発部全体のトップであり、個別のプロジェクトに深く関われる立場ではない(他の業務に支障が出る)ので、そこが限界なのでしょう。開発室ブログのコメントでも「道をつけるのが俺の仕事」と言っています。

そして、その「道」というのが、「開発室コブン」という名の「人質」ではないかと。退社後もなんとか回していけるように守りを固めたのではないかということです。退社前にできることとして稲船さんが最後に仕掛けた可能性の話です。そこまでしなければならない状況っていうのが相当やばいんですが、実際、残酷にもユーザ巻き込んだままバッサリ切り捨てられましたね・・・。

このような背景を考えると、「DASH3は出せば売れた」なんて無責任なこと言えません。「出す出す詐欺」という言葉がありますが、「買う買う詐欺」という言葉も広まっていいと思います。

タダでは転ばない

稲船さんは退社後、comceptとinterceptという会社を立ち上げ、様々なタイトルに関わっています。そして、comcept内外の元ロックマンチームの人を集めて、今はMighty No. 9を作っています。スタッフも清算できていないのではないでしょうか。

しかし、Mighty No. 9は単純に新たなロックマンを作ろうというものではありません。Mighty No. 9はKickstarterというクラウドファンディングサービスを利用してユーザーから投資を募り、およそ4億円もの資金を得ることに成功したことで、大いに話題となりました。投資をした人(バッカー)にはフォーラムへのアクセス権が与えられ、意見出しをすることができます(国内は全然盛り上がってませんが)。これはDASH開発室の失敗から学んだ新たな挑戦なのではないでしょうか。

私はMighty No. 9を応援していますし、かつてのロックマンチームの方々の今後の活躍に期待しております。ロックマンチームにはロックマン愛の強い人が多いと思っています。声をかければ集めることができるということをMighty No. 9が証明しています。カプコンを退社してしまっても、カプコンが声をかければロックマンを作ってくれるような人たちだと思うのです。

カプコンの未来

今のロックマンは出せば売れるというほどの強力なコンテンツではありませんが、ポテンシャルの高いシリーズであると思います。カプコンはモンハンで盲目になっているかもしれませんが、キャラクターコンテンツを守らないと、どんどん大切なものを失っていくでしょう。というか、既にカプコンらしいデザインが失われてきているように感じられ、寂しく思っています。

そんなわけで今こそロックマンを大事にしてほしいのですが、稲船さんがいない今、カプコン社内におけるロックマンの立場は弱まったといえるでしょう。スマブラforを販促として利用して、次の流れにつなげようとしないならば、ロックマンの企画を通すことの絶望度がさらに上がる気がします。

ロックマンはどうすれば「お家事情」を攻略できるのでしょうか。

稲船氏に対する評価

稲船さんは正直に物を言うし、しかも内容が過激な方なので、敵を作りやすい人です。叩かれないために慎重になるタイプではなく、揚げ足取りは盛んに行われてきました。ロックマンファンの中でも評価は割れています。

2010年8月2日放送の「カンブリア宮殿」に稲船さんが登場し、会議の場で「どんな判断や」「金をドブに捨てる気か」と発言したことが有名です。言葉だけ知ってる人は多いでしょう。どのような状況で発言されたか(後述します)については目を向けず、まとめブログなどでネタにされました。

ちょうど稲船さんへの風当たりの強い頃にDASH3は発表されました。例えば、DASH3発表の少し前となる2011年9月3日には次のような記事が投稿されています。引用はしません。DASH3が注目された理由のひとつに稲船さんという存在はあるのかもしれません。

この頃は「世界世界言ってないで国内見てゲーム作れ」というゲームユーザーの声をよく聞いたと思うのですが、今の時代に国内だけを見るのがダメだと言っているのであって、国内を見る必要はないとは言ってないんですよね。言っていること自体はすごくまともというか、正論でしょう。気に入らない人たちが過去の失敗例を挙げて「説得力がない」と言っている構図です。

本当に当時は、まとめブログによる稲船バッシングがすごかったですよ。楽しくゲームを遊んでたほうがハッピーな気がするんですが、ネガティブな情報にはどうも魔力があるようで、どんどん加熱していくようでした。

しかし、退社後のインタビューや新しい会社での活動(ソウル・サクリファイスやMighty No. 9の製作)ぶりから応援する人が増えたような気がします。プロデューサーという立場であるため、外から見ればどのように作品に関わっているのかイマイチわからず、ただ目立つというだけで作品の不満の原因とされることもあるでしょう。また、退社後に関わったタイトルがすべて成功しているわけでもありません。結構失敗してます。それでも、私の主張となりますが、クリエイターに「失敗するな」なんてつまらない言葉は投げかけたくないです。失敗を恐れすぎると過去に縛られます。

稲船さんは他のクリエイターに嫌われることもありますが、思想の違いかもしれません。強く支持してcomceptについてくる部下だって少なくありません。人間というのは良いか悪いかという単純なものではないですよね。今後も評価は定まらないと思いますが、好き嫌いで判断するのはもったいないように感じられます。

ニコニコ生放送などでのトークを見て、かなり気さくで話の面白い人だという印象を持ちました。一部分だけ抜き出したテキストではニュアンスが失われるのでしょう。稲船塾の動画が公開されていますので、そこでも稲船さんがどのような話をするのか少し見られます。

好きとか嫌いとか、良いとか悪いとか、そういうのは短絡的だと思います。どんなクリエイターも、ちゃんと1人の人間として認められると、見えてくるものも変わってくるんじゃないでしょうか。

良くも悪くも注目される人物であり続けていてほしいなと私は思ってます。

関連記事

引用して紹介済みのものも改めてまとめます。

稲船さんのインタビュー記事が色々あります。4Gamerさんはいい仕事をしてくれます。興味深いことがたくさん書かれていますので、DASH3とは無関係に読む価値ありだと思います。時系列順に並べます。

4Gamer以外にも、インタビューではありませんが、稲船さんに言及したものがあります。記者が誰かわかりませんが、本人から聞き出した話もあり、他にはない情報があり、貴重です。

冒頭でカンブリア宮殿の村上龍さんがボッコボコに言われてますが、これは2010年8月2日放送の「カンブリア宮殿」でカプコン会長の辻本憲三氏を持ち上げたことを揶揄しています。また、この放送で稲船さんが「どんな判断や」など発言したわけですね。

この記事で言及されているニューヨーク・タイムズの記事は以下です。正確かはわかりませんが翻訳記事も添えます。

これの前には下の記事があり、そこでまず稲船さんが日本のゲーム業界の未来を悲観的に見ていることが明らかとなり、ここから上のロングインタビューにつながった形になります。

関連書籍

本記事の執筆時点で、稲船さんは退社後に書籍を3冊出版しています。発売順に並べます。

私は本を読むのが苦手な人間でして、あまりしっかり読み込めていないし、突っ込んだ紹介はできません。しかし、2冊目の「どんな判断や!」は特に興味深いことが書いてあると思います。本のタイトルからして、カンブリア宮殿で話題になった発言を自らネタにしたものです。まずはこの発言の真意を抜粋します(70ページ以降)。

 カプコンでは、新ゲームの(略)企画書レベルのものに対する制作費として、数千万円の予算をつけていました。(略)これが、僕も含めた経営陣が出席する開発承認会議を通れば、数億円をかけてプロトタイプ(試作品)を作るという段取りになります。
 企画書で数千万円というとびっくりされるかもしれませんが、いまのゲーム開発は、一般的にワンタイトルで20億~30億円の制作費がかかります。それを考えると、全体の制作費の数パーセントに過ぎません。
 開発承認会議の前日、僕はあるゲームの企画書や画像をチェックしていました。(略)
 ところが、あとで別の人間から「実は、プレイアブルROM(ゲームとして動かせるROM)もあるんですけど、プロデューサーはそれを出したがってないんですよ」という話を聞きました。(略)
 どうやらそのプロデューサーは、完成度の低いプレイアブルROMを承認会議に出して、悪い印象を与えたくないと思ったようです。(略)
 そのROMは少ない予算の中で作ったものです。承認会議で認められなかったら、数千万円もパーになる。だったら、そのとき持てるすべてをぶつけなくてはいけないはずです。(略)
 すぐにプロデューサーを呼んで怒ってもよかったんですが、僕は思いました、「カンブリア宮殿」のネタにしよう、と。(略)テレビは絶対に喜ぶでしょう。(略)
 そうして、カメラが回る中で承認会議が始まります。
 例のプロデューサーのプレゼンが終わったあとに、僕は(略)経営陣にROMを見せました。(略)
 プロデューサーに「おまえな、これ、何で隠してたんや?」と聞くと、「すみません」と言う。
 そこで、
「どんな判断や。金をドブに捨てる気か」
と言ったわけです。(略)
 僕の発言は狙い通りに番組内で使われました。
 ……ただし、前後をカットされて。(略)
 僕の発言の意図としては、プロデューサーがわずかなリスクを恐れたため、数千万円の金をドブに捨てることになるかもしれない。それに対して「どんな判断をしているのか!」と怒った、というものです。
 リスクを恐れず、全力を尽くす。これが僕の仕事に対する基本的な考え方です。

ビジネスの話です。お金がなくなってしまっては、ものづくりできなくなってしまいますよね。「どんな判断や」とは、「リスクを恐れず、全力を尽くせ」という意味でした。知っていましたか?なかなか面白くないですか?

また、DASHについて触れられている部分があります。これは107ページ以降からの抜粋となります。

 僕は、どこかでストップをかけてしまうことが、傲慢だと思っています。
 幸いにも僕がそうならなかったのは、『ロックマン』シリーズで敗戦を経験したためです。それは『ロックマンDASH』(1997年)の売れ行き不振でした。
 その原因こそが、実は傲慢でした。
 『ロックマンDASH』の開発時、『ロックマン』は小学生に絶大な人気があるから、何をしても彼らは必ず支持してくれると思っていたんです。
 そこで、『ロックマンDASH』では3D表現を用い、ロールプレイングゲームの要素も加味し、小学生プラス、オタクを含む中高生から『ロックマン』を卒業した人まで、もう一回取り込もうとしました。
 つまり、高い年齢層を狙っても、低年齢層はこれまでどおり買ってくれると思い込んでいたのです。
 その結果は、ゲームとしての評判はよかったのですが、商業的には大ゴケしました。そのとき僕は、子どもたちをなめていたことに気づかされました。(略)
 その後、小学生をなめていた傲慢さを反省して、『ロックマンエグゼ』(2001年)を作り、再度、絶大な人気を得ることができました。(略)

 『ロックマンDASH』の失敗で、大きな損を出しました。
 上司に呼び出されて、こう言われました。(略)
 へこんでも過去は戻らない。未来で取り戻すしかないんです。(略)
 「10億損したなら、100億稼げばいい」と思い、実際に『ロックマンエグゼ』でそれを実現しました。

DASHが大きな赤字を出したことを明言されています。DASHシリーズは赤字続きであったことが知られていて、それゆえにDASH3は絶望視されていたのです。その反省を活かしてエグゼを成功させたことには反論のしようがありません。

それなのに、稲船さんは「DASH3を作りたい」と何度も言っていました。気持ちとしてはDASHが好きなのでした。退社するにあたって思い残したことがそれだったのかもしれません。そのままでは通すことのできない企画ですから、3DSという新しい舞台で、開発室という大胆な企画に挑戦したのでしょう。残念ながら、その見通しは甘かったのですが・・・。

本記事に関係する話題だけ拾ってきましたが、他にも面白い話題が詰まっています。興味がありましたら是非手にとってみてください。

状況整理

私が本記事で伝えたかったことは以下のようになります。

  • DASHシリーズは赤字だったため、DASH3はそのまま通せる企画ではない。つまり、DASH3は出せば売れるものではない。
  • DASH3を成功させるための切り札が、DASH開発室という企画だった。DASH開発室は戦略上、必要と考えられていた。
  • プロローグ版を配信させてもらえなかったり、関連サービスを急速に畳んだり、ファンへの不誠実な対応を見るに、開発中止には強引さが感じられた。
  • 稲船さんの退社と開発中止はおそらく無関係ではないが、もし社内政治の問題ならば、開発中止の原因はカプコンにある。

稲船さんを責める人がいますけど、その場合、「本制作承認を得られていないなら表に出すな」という文句がまっとうだと思います。リーダーが辞めるなら、誰かが引き継いで次のリーダーになるだけの話じゃないですか。しかも、社外からだって関われますよと言ってもカプコンが断っているんですよ。そうすると、「稲船さんが辞めたのが悪い」という主張はズレてるんじゃないですかね。1人辞めただけで中止になっては困ります。真相はもっと根の深い問題でしょう。

また、記事がさらに長くなるので今回は端折りましたが、メガマンユニバースなど他にも開発中止となったタイトルが存在します。メガマンユニバースは一度TGSでプレイアブル出展されており、本制作承認を通っていた可能性が高いです。本制作承認を通っていても、開発中止になりにくくなるだけで、絶対安心とは言えません。

次につながるためには

状況を整理したところで、未来のことを考えましょうか。私はDASH3が復活するためには以下の3点が問題になると考えています。

  • 社内政治に勝てないため、承認会議で門前払いされてしまうこと
  • 社内政治に勝ったとしても、採算の取れそうな戦略を立てて、まっとうに承認会議を通らなければいけないこと
  • 多くのロックマンチームが社外に出てしまっていること

DASH3を追ってきましたが、これが実はすべてのロックマンシリーズで抱える問題であることに気付いたでしょうか。

まず1点目が深刻ですが、社内でロックマンの味方がいなければ話になりません。ファンはスタッフを大事にして、機を待つしかないでしょう。

2点目はどのプラットフォームでどのように展開していくとよいかといった話となり、場所とタイミングが重要です。あとはどのように交渉の材料となるデータを集めるかという手段で、Kickstarterを利用するかなど考えられます。仮にKickstarterを利用したとして、誰もファンがついてこなかったらおしまいです。「買う買う詐欺」はやめましょう。友達の間でゲームの貸し借りをしたりするかもしれませんが、できるだけお金を出してほしいです。中古ではなく新品。今は新作ないけど。

3点目は社外に出たスタッフにカプコンが声をかけられるかということで、人のつながりの問題です。各スタッフを集められる人が重要です。社内であれば、ロックマンユニティのウッチーさん(カプコンの広報)が生命線です。社外であれば稲船さんの他、漫画家・有賀ヒトシ先生やインティクリエイツのIPPOさんがいます。1点目と同様、ファンはスタッフを大事にするしかないでしょう。

ファンは究極的には待つことしかできませんが、どのようにして待つかが大事となるでしょう。私が思いつく方針は以下となります。

  • スタッフを大事にする
  • ファン同士でつながってコミュニティを維持する
  • ロックマンが好きだという気持ちを胸の中にしまっておかない

スタッフを大事にするっていうのはお互いの立場を理解した上で尊重するということ。スタッフが「買ってくれてありがとう」と言い、ファンが「作ってくれてありがとう」と言えるような関係が健全です。

開発中止になってから初めて「実は欲しかったんだよね」と言っても虚しいです。気持ちは言葉や行動や形にしましょう。それを他の人と共有するのも楽しいですよ。楽しく待ちましょう。

私はロックマンシリーズが大好きですから、これからも新作を待ち続けます。

  96 コメント

  1. 何か長々と書いてるけど、出たとしても、誰も買わないよね。

  2. ↑俺は倍以上の値段しても買うわ。

    分かりやすくまとめてくれてありがとう。

  3. 出るならば、ハードも買うし、いつまでも待つ

  4. ハードから買うし、倍でも買う。

  5. リアルタイムで気にしてきたけど知らないこともいっぱいあったわ
    このまとめがあってよかった、ありがとう

  6. まとめてくださってありがとうございました。
    私はDASH3を10年以上待っており、「開発室」にも参加していましたが、当時急に開発中止になって泣いたのを覚えています。
    稲船氏退社が絡んでいるのはなんとなく分かっていたのですがどうやらカプコンの闇はもっと深かったようですね。
    管理人さんのロックマンDASHへの熱意が伝わってきました。
    私はいまだ発売を諦めていません。発売したら三本買う予定です。
    これからも応援し続けていきたいと考えています。

  7. 出せば黒字の見込みが高いのに出なかったら変だけど
    過去二作とも赤字で新作も赤字の可能性が濃厚、
    推していたプロデューサーが承認会議すら通ってない段階で退社・・・という作品が
    発売中止になるのは闇とかお家事情とかなんでもない普通の判断なのでは。

    赤字の可能性が高すぎていままで作れなかった作品を発表だけして退社してあとは任せた
    発売出来るようにユーザーを巻き込んじゃえっていうのは
    発売して赤字を出すか、こうやってユーザーを裏切ってしまうことになるかの二択をカプコンに押し付けて
    自分は責任を取らない立場に逃げたわけなんだから
    やっぱりこの件に関しては稲船さんは無責任だと思うなあ。

  8. カプコン内でロックマンがアンタッチャブルになっている、と解釈できるなら簡単なんですが
    それだとスマブラでコラボする意味がいまいちわかりません
    ロックマンは死んでないというアピールだけの為のものなんでしょうか

  9. 経営陣…もとい、気に入らないと思ってた勢力が今後に損失を残してでも潰したかったんだろうね。

    改めて見ても、即潰すと反発があるから○○で成功したら作らせてあげるよ(潰すけどね)と首を絞めて窒息させた風に見えてならない。

    DASH3以外にハード買ってでも買いたい!と思うソフトが他に現れる事はあるんだろうか。

  10. これ、稲船さんの言動が中心なので、稲船さんに都合の悪い事(この間稲船さんが社内で実際には何をしていたか)が綺麗に抜け落ちているのは気になりますが、そもそもそれは表に出ていない事なのでユーザー側に伝わるはずもないという点で、稲船さんの情報戦略に完全にカプコン側が負けてるんだろうなあと思います。

  11. ロックマンDASHについてはよく知りませんでしたが、記事としては非常に面白かったです。
    でも、赤字だったシリーズの続編を出さないというのは当たり前の経営判断じゃないのかなと思いました。
    会社が利益を出さないと社員をクビにしないといけなかったり、会社が潰れたりするわけで、それでも出そうとするのはクリエイターのエゴというか自己満足な気がします。同人ゲームじゃないんだから。

  12. 皆さん、コメントありがとうございます。正直、ここまで瞬発力のあるネタだとは思ってなかったので、反響の大きさに驚いています。

    1.なかぃさん。
    私は買いますよ。

    2.くろさん
    こちらこそ長文にも関わらず読んでいただきありがとうございます。

    3.匿名さん
    4.コンスキョさん
    ありがとうございます。私も待ち続けております。

    5.匿名さん
    ありがとうございます。私も調べ直して気付いたことがありました。書いて良かったです。

    6.zubanさん
    ありがとうございます。私はあとからDASHに触れたユーザーですが、DASH2はPS版が2000年の発売ですので、10年以上のブランクがあったし、それだけ待ち続けていたファンがいるんですよね。プロローグ版の発表で、動いているDASH3を見たときのワクワク感が忘れられません。世の中には、ファンがどれだけ望んでも続編が出ないという例がいくらでもありますが、それでもいつかDASH3が発売される未来を私は信じたいです。

    7.匿名さん
    ご指摘いただきありがとうございます。私はプロローグ版の売上次第で承認するかどうか判断するというところまで決めておきながら、プロローグ版を誰も遊ぶことができなかったことに疑問を感じております。それさえなければ、ご指摘の通り、単に商品力が足りなかったのと、畳み方がまずかったよねと考えていたでしょう。DASH3が出せば売れるものではないことは触れましたよね。

    あと本記事では触れませんでしたが、プロデューサーにはレベルの違いのようなものがあります。DASH3のタイトルプロデューサーといえる立場が北林達也さんでした。稲船さんは各プロジェクトのタイトルプロデューサーの上にいて、事業プロデューサーという立場です。DASH3だけを見ているわけではないです。DASH3の中身については、北林さんが辞めたほうがクリティカルに影響するのではないでしょうか。稲船さんが辞めたから関わってたプロジェクトをすべて諦めるしかない、ということにしますと、FACTAの記事にもあるように、とても大きな損となります。それは企業としては避けたいはずなのですが・・・。

    ロックマン関連のことを中心にまとめていった結果、稲船さんを支持するような内容が多くなりました。しかし、いくらかの文句は不当ではないかということを示したかったという思いがある一方で、稲船さんはまったく悪くないとまで言うつもりもないです。承認会議通るまで表に出すなという文句はまっとうだと書きました。稲船さんが自ら無責任であったとを認めています。また、私は自らを人質だと言っています。人質が気分良いわけありません。稲船さんの感情が先走った行動は、らしくないなと思っています。恨まれても仕方ないです。

    それでもあえて応援したいというのは、スタッフを大事にしたいからです。ロックマンを作れる人を好き嫌いで追放するともったいない、ということです。そういう割り切りは伝わりにくかったかもしれません。

    8.匿名さん
    そう、そこなんですよ!はてブコメントでも、「スマブラ参戦の経緯がわからない」という声がありました。私も同様です。スマブラに関して、カプコン側はロックマンユニティぐらいでしか触れられていません。ここで商売しようって態度は今のところ見られていません。それが非常にもったいなく感じます。

    「任天堂ありがとう」という人が多いですが、スマブラのロックマン贔屓は桜井さんの思い入れによるものだと思っています。いちいちネタが細かいんですよ。だから、桜井さんの働きかけが大きかったのかなぁとはなんとなく思うのですが、その交渉相手が誰だったのかはさっぱりわかりません。普通にライセンス管理の人なのかなぁ。

    ともかく、スマブラは単体の作品として期待していますし、スマブラのお陰で息を吹き返したシリーズは数多いので、ロックマンもこのチャンスを活かすことができたら嬉しいなぁと思っています。

    9.番号4桁だったコブンさん
    開発コブンさんですね。FACTAの記事をアテにするなら、基本的には会長が敵なんだと思います。

    私もDASH3のために3DSが欲しいと思っていました。買う前にプロローグ版延期されて購入を先送りしたので、私が3DSを買ったのは値下げ後のことにはなりますが、特定のタイトルのために買ったわけではなかったです。

    10.よっしーさん
    はい、情報が一方に偏っているのは、反対側について特に書くことがないからです。菊田さんがアンチ稲船の立場でしたが、やまもと氏に火消しされてしまいましたし。

    ただ、私はDASH3が次につながるためには、ということを考え、それをファンに向けて発信したかったんですね。その上では、稲船さんが良い悪いというのは別の話題で、どうでもいいと思いました。ファンが「この人は気に入らないから排除する」って態度をとっていたら、それは自滅なのではないかなぁと。

    11.hedaさん
    ありがとうございます。赤字だったから出さないという判断は至極まともだと思います。ただ、失敗したから諦めるというと、それこそ先がない気がします。失敗を活かして、エグゼのように成功できればいいんですけどねぇ・・・。本件がクリエイターのエゴによって始まったことは否定しません。見通しが甘かった。

    それと、FATCAの記事が信用できるのかいまいちわからないんですが、アレに書いてあるように、稲船さんの外部からの関与を断ったのは混乱を招く判断だったと思います。金銭感覚が麻痺してる気がするんですよね。憶測ですけどね。

  13. 稲船さんの外部からの関与を断ったのは、当時の稲船さんの行動を考えると正直致し方ない判断だったと思うのですが、その状況を社内の人間が表に出さない以上、ユーザー側が憶測で判断せざるを得ないのは確かにしょうがないですね。

  14. まとめてくれてありがとうございます。
    開発室がオープンしてから比較的初期の頃から開発コブンやってましたがそれでも知らないことが多かったです。
    特に開発中止になってからのことに関しては意気消沈して全く追えてなかったので改めてこうしてまとめてもらえて助かりました。
    ロックマンに限らず続編を待つ作品のファンとしての姿勢というものを考えさせられました

  15. 元開発コブンです。分かりやすくまとめて下さりありがとうございます。
    当時の事を思い返しながら読んでいましたが、何とも言えない気持ちになりますね・・・。
    ただ、ひとつ指摘させていただくとスマブラのロックマン参戦に際して
    カプコンが”全く”商売気を出していないかと言うとそういう訳でも無くて、
    一応タイミングを合わせてバーチャルコンソールの配信などをしていました。
    実際のところ、Wii U VCではWiiでも配信されなかったロックマン7が先日配信されましたし、
    今後もロックマンゼロやエグゼのシリーズを配信予定です。
    あくまで憶測ですが、これらの反応をカプコンは注視してるんじゃないかと思ってます。
    個人的には「買う買う詐欺」じゃない熱心なファンの存在を知らせるためにも、これらを購入するのが最も良いアピールになるんじゃないかなー、と思ったり。

  16. 来年より某ゲーム会社にプロデューサー見習いとして就職する者です。
    DASHシリーズは大好きで、続編の話がないと思ったら3の開発でこのようなことが起きていたのですね…
    とても興味深く記事を読ませていただきました。

    特に社内政治とクリエイターの問題という部分については今読んでおいてよかったです。
    おそらくこういった闇は程度の差はあれどどの会社でもあるでしょうし、
    こういった事例を知っておくことは間違いなく後学のためになると思うので。
    プロデューサーはその性質上批判の的になりやすい(というか一番なる?)ので、
    記事を読んでやはり大変な職種なんだなぁと痛感しております。
    稲船氏の境遇や当時の心境を思うと本当に胸が痛いです…

    また、記事の本質からは少し外れるかもしれませんが、

    >クリエイターに「失敗するな」なんてつまらない言葉は投げかけたくない
    ウィザまんさんのこの言葉がとても心に響きました。
    そう思ってくださる消費者のかたがいるというのはとても幸せなことだなぁと切に思います。
    お互いに「ありがとう」と言える制作とファンとの関係、まさにそのとおりだと思います。

    あまりにもタメになったまとめでしたので居てもたっても要られずコメントしてしまいました。
    とりとめのないコメントで申し訳ないです。

    まとめてくださってありがとうございました!

  17. まぁ稲船さん嫌われていたんだろうなぁ
    ぶっちゃけDASHって一部の声のでかいオタクがわめいているだけで
    売れるかどうかは微妙だったしな
    そのわめきが宣伝効果になって売れるか売れないかって感じだし…
    それだったら絶対売れるコンテンツ作った方がよかったかも、上記でいうエグゼみたいな

  18. 稲船さんが嫌われていたかどうか自体はあまり意味ないかと(情報としては必要かもしれませんが)。
    そういう観点の話ではないと思うので。

    というか、ウィザまんさんが「DASH」「ロックマン」の継続を願って挙げたであろうこの記事、
    ネット上では普通にカプコン叩きとして捉えられ、そしてカプコンを叩く材料として使われている
    のが、なんというか悲しい感じ。

    カプコン側が今の流れを見たら普通に「厄介そうだからしばらくDASHにもロックマンにも
    触れないでおこう」と思われても仕方ない。

  19. 13,18.よっしーさん
    引き続きコメントを頂きありがとうございます。稲船さんの行動(DASH3プロジェクト)は会社に喧嘩売ってたようなものだと思いますが、それは感情問題なので、企業の利益というか損失を考えるならば、断るにしても徐々に引き継いでいく選択もあったかもと思います。経営のことは私にはわかりませんし、過去はどうにもなりませんが・・・。

    結局、憶測は憶測。解釈のひとつでしかないですよね。それでも、次のことを考えていくなら、そういう解釈があると知っておくのも大事なことだと思います。事実だと証明できるものは数少なく、その先へと踏み込めない。よっしーさんには私の意図をご理解いただけたようで嬉しい限りです。一気に広まりすぎたかなぁという気はしましたが、私が発信して終わり、ではなく、コメント欄でやりとりができたのが非常に有意義だなと思います。誤解する人がある程度出てくるのは避けられないので、やっぱりこの記事を書くには度胸がいりました。

    私に限らず、前向きにロックマンを待ち続けるファンはいます。その人たちはカプコンに怒りを感じていても、なんだかんだでモンハンとかガイストクラッシャーとか今のカプコンのゲームを楽しんでます。カプコンにはそのことも知っておいてほしいです。より良い会社を目指して。

    14.negitoroさん
    こちらこそ読んで頂きありがとうございます。私も開発中止直後はあまりにショックが大きく、このようなまとめを作る気力がありませんでした。あれからたくさんのファンと交流して、色々と考えて、私の中で整理されたものがたくさんあると思います。時間はかかったけど、これは今だから書けたのだと思います。

    正しいファンなんてものは存在しないと思いますが、続編を求めるのなら、これが現実的かつ健全だと私が考えている態度を示しました。なので、これをきっかけに考えてもらえるのが嬉しいです。

    15.Cooさん
    こちらこそ読んで頂きありがとうございます。また、ご指摘いただきありがとうございます。確かにそうですね。ロックマンというコンテンツを全く売っていないわけではないです。本家7とエグゼ1、バトルチップGPの移植は初めて行われましたので、ファンの間で話題となったばかりです(エグゼ1はリメイクありますが)。グッズも出続けていますね。これらがスマブラに合わせることを意識してるかはわかりませんが、結果的につながっていけば良いですね。

    スマブラ発売後にVCやゲームアーカイブス、ダウンロード版をセールするとか、そういった戦略も考えられますね。是非やってほしいな。過去には、ダウンロード版PSPタイトルをセールした際、イレハンなどのロックマンタイトルが、PSPソフトのダウンロードランキングで上位に来たことがあります。

    http://blog.livedoor.jp/capkobun/archives/39310646.html

    X3やゼロシリーズ、エグゼ2以降のVCについては、上の記事の通り、今のところは国内展開があるか不明ですね。一部は配信されたので期待大。ただ、通信機能をオミットしている現状、エグゼ2以降のクリア後要素を遊び尽くせないかもしれないのは惜しいですね・・・。話が脱線しました。

    カプコンの人が見ているかもということで、Googleアナリティクスを利用して調べてみました。14~15日の解析結果から、この記事にはカプコンからのユニークアクセスが12件あったことが確認できました。この記事はどのように目に映ったのでしょうかね。

    「買う買う詐欺」って言葉、「何かと理由をつけて結局買う気がない」という人の揶揄です。本当に買えない人は仕方ないですが、「求められてる」ことを示すには買うのが一番ですよね。ファン同士でつながっておいて、「この作品が配信されたから、みんなやろうぜ!」って言えるといいですね。そのときに、「このゲームはここが面白いんだよ!」と言えるとまた楽しいです。エグゼの実況動画が盛り上がったのとか嬉しかったものです。長い年月をかけて新たなファンもたくさん生まれたことでしょう。

    16.payaさん
    ありがとうございます。私もこの問題自体は珍しいものではないと思います。ゲーム業界かどうかにもよらないでしょう。まだ学生である私は、それを肌で感じることはあまりないですが、これから自身も直面するのかもしれません。DASH3の開発中止は記憶にとどめておくべき事件だと思います。稲船さんは叩かれるのが少なくなったことを寂しいと言ってしまうほど覚悟の決まった人ですから、本人にとっては心配は無用なんだろうなと思います。信念と仲間がいるからこそ、でしょうか。

    私はネガティブ情報に毒されるのが現代の良くないところだなぁと思っていて、単純に経緯だけまとめるということをしたくなかったんです。ファンもクリエイターも前を見ることができたらいいなと思い、そちらに気を配ったまとめ方をしました。これからクリエイターの1人となられる方の力になったのでしたら、とても幸いなことです。

    また、ご内定おめでとうございます。プロデューサーはプロデューサーとして大変なことがたくさんあるでしょう。しかし、必要な存在です。これからpayaさんがゲーム業界で立派に活躍されることを願います。

    17.匿名さん
    声の大きい少数のファンがいる作品って、ありますよね。DASHじゃなくても。面白いんだけど売れなかった名作たち。面白いがゆえにクリエイターも、さらに面白くしたいと考えるかもしれません。ものづくりにモチベーションは大切ですが、判断は難しいですね。今売れてる人気シリーズの続編ならば、出せば売れるでしょうが、それだけでは先細っていきます。

    開発室はユーザー数の可視化に使えると書きましたが、他には、開発に関わってもらうことでその人に強い関心を持ってもらう狙いもあったかもしれません。それでも新規層の獲得がやはり課題でした。初期の3DSタイトルとして目立てばよかったのだけど。

    個人的には、エグゼみたいに、その時代の子どもたちに受け入れられる新たなロックマンシリーズが出てきたらいいなぁとは思ってます。私はエグゼでロックマンにハマり、他のシリーズにも広がっていきました。その経験があるから、エグゼは偉大だったなと思います。

  20. 元開発コブンです。
    当時、DASH3は「夢のような」話でしたが、本当に夢に終わってしまいました。
    DASH3自体が元々無茶な話だったんでしょうが、カプコンの対応には怒り心頭でしたね。
    体験版の調子次第って言っておきながら、それすら出さずに「全部やめます」で放棄。
    プロジェクト自体を稲船さんが無理矢理興したとしても、それを管理する一流企業としての対応ではないと終始思ってました(まあ開発室が内部情報を流し過ぎたってのもあるでしょうが)。
    開発中止やその他の流れを見て、カプコンとしては、ロックマンは既に固定のファンがいるシリーズであり、(リメイクではなく)移植や、グッズ販売しかしないつもりなんだなぁと思いましたが、今現在、その通りで苦笑い。
    新作といえるのがあのXover、VCも持ち運べない&通信できないエグゼと微妙で、カプコンは分かってない企業としてのイメージが定着してしまいました。
    当時は3DSを買う資金もバッチリ用意して、開発室も周囲に広めてたんですけどねぇ…

  21. DASH3がキックスターターで出るなら20万位まで出しますよ
    本当にカプコンはつまらない会社になりました
    自分はロックマンファンと言うよりカプコンファンでした
    全部のシリーズが好きで設定資料集とか買い漁ったものです
    DASH3プロジェクトには輝きを失いつつあったカプコンに在りし日の輝きを見出していただけにガッカリした思いがあります
    何はともあれまとめていただいてありがとうございます
    これでもうカプコンに期待しなくて済みそうです…

  22. こんなに分かりやすくまとめてくださってありがとうございます。

    自分も、元開発コブンでして…ロックマンDASH3のために3DSを買った口で…非常に悔しい思いをしました。

    ですが、後悔はしていません。
    バーチャルコンソールでロックマンシリーズが遊べるので救われた部分も少しはありますし…。
    スマブラもロックマンの為に予約しました。
    少しでもロックマンシリーズが盛り上がる様にと想いを、願いを込めながら。

    DASH3の発売を、今でも夢見ていますが…いつになるでしょうね。
    DASHシリーズ、いや、ロックマンどころかカプコン自体が規模縮小して行っている気がしてなりません。

    ゲームの新作にしたってほとんどありませんし、ゲーム、追加コンテンツの配信が終了し、スマホゲームも続々と終了。
    残っているスマホゲームもほとんどやる気なし。

    新しいものを作る元気がないなら、過去作品をバンバンバーチャルコンソール、ゲームアーカイブスで配信してくれても良いんですけどね。
    プレミア化しているメガワールド、X4~X6、トロンにコブンとか。

    中古でしか手に入らないものは、ユーザーにとっても、企業にとってもあまり良いものではないと思いますが…難しい事なんでしょうかね、やっぱり。

    長文失礼致しました。

  23. ロックマン4までしか知らないけど、何か悲しいね。
    商売だから売れないと次がない、当たり前何だけどね。
    ドグマ2無理か・・残念。

  24. 稲船氏が叩かれている要因の一つに海外の重要性を説いて、自身がこれまでのカプコンのシリーズタイトルを海外の会社に開発させたんだけど
    それが総じて微妙で今までのシリーズの世界観が壊れるものだったりしたので
    従来のファンから大きな反感を買うことになったっていうもの結構大きいと思う

  25. 再起動プロジェクトのブログでも続報がなかったPAX Primeでも稲船さんの人柄が垣間見えますね。

    https://m.facebook.com/notes/100000-strong-for-bringing-back-mega-man-legends-3/gmotm-pax-prime-report/509738322433747/?refid=17

    ファン達が稲船さんに贈ったイラスト集
    https://dl.dropboxusercontent.com/u/78089069/Artbook.pdf

    これを渡した時、稲船さんはロックマンのイラストをサインとともに描き、イラスト集を返却なさったそうです。
    「この本はファンの物だ」と言葉を添えて。

  26. 20.匿名さん
    元々が難しい企画だったとわかっていたとしても、あまりにも説明不足でしたよね。内部情報を流しすぎていたとは思うけど、もっとユーザーを気遣った畳み方ができたはず。スタッフもファンも人間なんだから、もっと気持ちを考えてほしかった・・・。

    移植・リメイクを除くと、パッケージでは2008年の「流星のロックマン3」が最後になります。ダウンロード専売も含むと2012年開始の「ロックマンXover」があり、これはDASH3発表以降、唯一出たロックマンの新作と言えます。それより前だと、2010年に「ロックマン10」が出ていました。それから4年の間に、ソーシャルゲーム1本だけがリリースされたということですね。今ちょうどカプコンのソーシャルゲームがたくさん終了することになり、その中でXoverが生き残ったのはロックマン人気の表れなのかもしれませんが、私の周りではほとんど脱落されてるのがなんとも・・・。オトレンジャーのロックマンコラボは素晴らしかったけど、サービス終了が決まってしまい、悲しい・・・。

    VCについては技術的な問題だと思いますよ。3DSの値下げ前に買った人たちのために行われたアンバサダープログラムでGBAソフトが配信されましたが、3DSホームを開けないとか、スリープできないとか制限があります。GBAソフトを動かすのはギリギリみたいです。また、通信については、どのように同期を取るか(整合性の取り方・ラグ対策)という問題があるのだと思います。エミュレーターでエグゼ6のネット対戦をする人たちがいるようですが、あれはエグゼ6がワイヤレスアダプタ対応ソフトだからできています。通信ケーブルによる通信はちょっと事情が異なるのです。

    ロックマンって本当にたくさんのタイトルがあって、今から手に入れようとすると難しいものが結構あります。新しいユーザーに手にとってもらうためにも、移植・リメイクは大事だと思いますが、必ずしもすべてを再現できるわけではないのも事実。権利関係もそうですね。

    21.名無しのストライダーさん
    こちらこそ読んで頂きありがとうございます。20万はすごいですね!人によって出したいお金の額は違うから、Kickstarterを初めて知った時はなるほどなと思ったものです。

    私もカプコンのファンだと思います。愛憎半ばという複雑な心境。古いゲームにはあまり触れられてませんが、アクションゲームといえばカプコンのお家芸だと思っています。

    この記事はカプコンの評価を下げることが目的ではありませんが、諦めがつくのも仕方ないとは思います。私はDASH3に込められてた想いの一部を知っていて、現状をどうにかしたいと思っているクリエイターが残っているのだと思うと、諦めたくないと思いました。エクストルーパーズやガイストクラッシャーは商業的に上手くいっていないように見えますが、クリエイター魂が感じられて応援したくなります。

    22.匿名さん
    こちらこそ読んで頂きありがとうございます。3DSにはロックマンの新作はありませんが、VCで遊べるロックマンが多くて、持ち運んでどこでもロックマンを楽しめるハードではあるんですよね。PSPやVitaにも言えることではありますが。

    スマブラforがただライセンス契約してるだけだとしたら、ロックマンの新作はすぐには出そうにないですね。スマブラXのとき、稲船さんが声をかけられたらロックマンを出してもいいという受け身の姿勢でいたことがありました。そこは攻めてくれ!と思っていたもので、今になって実現するのは嬉しくもあり不思議でもあり。

    カプコンはモバイル事業が上手くいっていないとずっと報じられてきましたが、やる気がないからってわけでもないと思いますよ。オトレンジャーがとてもよく出来ていて面白かったからそう思うのですが、終了することが決まってしまいました・・・。面白くても売れるとは限らないんですよねぇ・・・。

    メガワールド、X4~6、トロコブ。まさに今では触れにくいタイトルです。私もメガワールドは持ってません。かなりレアですよね。あとは本家8もゲームアーカイブス化してほしいなぁ。

    23.匿名さん
    本当に悲しい事件でした。売れてないからダメ、じゃなくて、どうやって売っていけばいいのかってことだと思うんですけどね。

    24.匿名さん
    あぁ、それはありますね。すぐに思いつくところだと、DmCあたりでしょうか。あのゲームに集中した批判を見るに、デビルメイクライは本当にキャラクターが愛されていたなと思います。どこまで稲船さんが関わってたかわからないんで、とやかく言うつもりもないですが。今、ロックマンに限らず、カプコンゲーのファンは結構つらいですね・・・。

    関連記事として海外発言関連のインタビューも紹介しましたが、海外に5年遅れているという指摘なので、海外に外注すればいいという話でもないんですけどね。外注って言葉が嫌われてるところもあったと思いますが、デベロッパーという立場があまり理解されてないのでしょう。

    25.匿名さん
    重複コメントは消しておきました。URL付きコメントだったからスパム判定に引っかかったと思われます。ちょうど私が見ていたので承認したばかりでした。

    海外ファンの動きについてはあまり追えていなかったので助かります。

    また、私の方でも、まとめ記事で漏れてしまったものがありました。既に十分まとまっていると思うし、これに加える重要な情報というわけでもありませんが、こちらも稲船さんという人柄を見るのには良い資料かと思います。

    ロックマンDASH3 始動 : 稲船敬二 オフィシャルブログ
    http://k-inafune.exblog.jp/14111791
    http://web.archive.org/web/20110923010637/http://k-inafune.exblog.jp/14111791/ (一応、Webアーカイブ)

    プロデューサー制になってプロデュースした初期の作品だったんだけど、プロデューサーとしての評価も下げてしまった。

    甘かったと思う。プロデュースを舐めてたと思う。
    反省した。 自分を見つめ直した。 
    きっとこの大きな失敗が無ければ、今の自分は無かったと思う。

    その「ロックマンDASH」はいつしか沢山のファンに続編の希望を寄せられる作品に変化して行った。

    ロックマンにはもっといっぱい売れたタイトルがあるにもかかわらず、いつも続編希望の声が一番多いのはこの「ロックマンDASH」なんだ。

    売れなかったシリーズに沢山のファンがつき、続編の要望をしてくれる。
    こんな経験は初めてだ。

    不思議な経験だけど、俺は本当に嬉しく思う。
    クリエイティブな仕事をしてきて、これは奇跡なんだって思ってる。

    作ることの面白さを教えてくれて、それにプロデュースの甘さも教えてくれた。 それから期待に応える喜びみたいなものもこうやって教えてくれた。

    俺はこの作品によって成長出来たと思っている。

    こんな作品に出合えて、こんな作品に関われて、こんな作品を生み出して、俺はなんて幸せなんだろう。

    ファンを大事にしていきたいと思う。 ファンと10年間耐えてきた作品、10年分のパワーをファンと共に出せたらって俺は思う。
    そうすれば、ロックマンDASHは伝説になるよ。

    頑張ろう。

  27. おお、なつかしい。当時私も参加していました。
    嫌な事件でしたね。このことがきっかけで私はカプコンを見限りました。
    再起動プロジェクトは応援しています。頑張ってください。

  28. バイオ4移植で三上が叩かれた中黙っていて利益が出て落ち着いた頃に自分が命令したとカミングアウトした事については未だにどうかと思うけど
    少し稲船の事を勘違いしていた部分もあったわ
    そこは本人に悪いと思った

  29. X9どころかロックマン物がソシャゲ以外全然出ないなぁと思っていたらこんなことが起きていたのか・・・
    ロックマンの現状が分かってよかったです
    分かりやすいまとめありがとうございます

    気長に待つしかないのかぁ・・・

  30. ガイストクラッシャーなど出さずにロックマン出せば売れるのにカプコンは愚かだなと思ってたけど、複雑なんだな。つか、小林が辞めりゃいいのに

  31. だいたい反応落ち着いてきたかな。

    27.匿名さん
    ほんと嫌な事件でしたね。ちなみに、私は再起動プロジェクトのメンバーではないですよ。日本チームの人となら、つながりはありますけど。

    28.無名さん
    そんなことがあったんですね。全面支持する必要もないですが、この件でかなり人物像が見えるようになってきたと思います。その上で良いも悪いも見えてくるものがある気がします。

    29.X好きさん
    こちらこそ読んで頂きありがとうございます。Xoverは評判悪いですが、生きてるコンテンツがないよりはマシかなぁと思ってました。そろそろ限界な気もしますが。社内政治という憶測を抜きにしても、売れてるシリーズが現存してない今、気長に待つしかないと思います。

    30.ろいさん
    ガイストクラッシャーのゲーム売上本数のコケっぷりを見ると、ロックマンの方が売れる気はしますが、子どもたちに支持されるかは何ともだし、そこも難しいなぁ。

    小林さんの言動は私はあまり見てないですが、あの人の嫌われっぷりはすごいですね・・・。

  32. >ロックマンが好きだという気持ちを胸の中にしまっておかない
    エグゼ流星の時はあれ程騒いでいたのに、でなくなってもっと好きだと表明しておけばよかったなあと気付かされました。
    開発室はROM専にしてたのを今になって悔やんでます。

    カプコンのソーシャルゲームの畳具合を見るとマネタイズがへたなんでしょうか。
    売り方があまり上手くない印象は昨今かわらずですね。

  33. わかりやすくまとめてくださってありがとうございます。

    自分とDASHの最初の出会いは、ロックマンX4に同梱されていたDASHの体験版をプレイした時でした。
    当時は小学生で製品版が出てるなど考えもせず「これおもしれー」で終わっていました(笑)。
    製品版としてバリューパックが出ているのを知って購入したのは2013年で、プレイし終わってDASH3で検索した時の絶望感…「こんなことってあるのか」と。
    自分がDASHについて調べようと思った時にはすでに色々なことが終わってしまっており、今回この記事をwizamanさんが書いてくださらなかったら何も知ることはできなかったでしょう。
    本当にありがとうございます。

    どうなるかわかりませんが、この先何かがあると願ってDASHのファンであり続けます。

  34. ファンメイドのDASH配信の情報からこちらのブログに行き着きました。お家騒動に関してはそこそこ知っていたのですが、こちらの記事のおかげでより深くいきさつを知る事が出来ました。ありがとうございます。感想としては、思っていたよりよっぽど酷かった、というところです。
    各シリーズを食い潰しファンもクリエイターもないがしろにしているような方針はひしひし感じていましたが、まさか辻本会長自らが率先して行っているとは思いませんでした。
    にしても本当に櫻井さんにはいちファンとして頭が下がりますね…。スマブラforが近く発売されますが、それを機会に何かしらのアクションがカプコンにも起きることを期待したいものです。せっかく訪れたチャンスなのですから。

  35. 開発室に参加していたのでせっかくなのでコメントさせていただきます。
    DASH3はとても楽しみにして値下げ前の3DSを買ったほどだったのですが、中止になってしまい本当に残念でした。
    出れば絶対売れる筈なのに…と思っていましたね。
    今回の記事は、知らなかった事だらけでした。正直、会社側にも都合があるだろうとは思いますが、やるせなさを感じます。
    ご存知かもしれませんが、現在、有志の方々が自作でDASH3を作ろうという計画があります。ファンはまだ諦めていない!という意思表示にもなりますね、是非頑張っていただきたいです。長々と失礼しました。最後にわざわざまとめてくださり、ありがとうございました。

  36. 結構ガイストクラッシャーも面白いんだけどなー・・・
    あと、お家事情はぼんやりとだけど感じ取れました。
    ・・・・・・あの、稲船さんがいたからロックマンが叩かれているのでしょうか?
    そうだと親がやったことに対して罪のない子供にも理不尽が叩きつけられているかんじのではないかと思うんです。
    もしも、もしもですよ?他のスタッフさんがロックマンを作るといったら?そんなことでもあの会社は潰しにかかってきますか?
    ・・・っていっても分かりませんよね・・・。すいません。

  37. 28さんの指摘だけだとちょっと言葉足らずかなと思いましたので注釈をば…

    ①バイオは前作ベロニカ(DC→PS2)で既に公約を破っていた(岡本氏による)
    ②バイオ4は三上Dだけでなく、小林Pも「移植は絶対にない」と早期に言い切っていた
    ③GC独占は三上Dの強い意向だった(PS2ではもう作りたくない+かわりに任天堂の協力・支援を取り付けた)
    ④過程で三上Dはソニー、マイクロソフトの2社に、やや礼を失する対応をとってしまった
    ⑤開発過程でカプコンの経営状態が悪化、GC版発売を前に移植を発表する事態になった

    ここでトップダウンで経営陣→稲船氏ら→三上氏らという流れがあり、その後ほどなく三上氏は子会社移籍→退社
    経営陣は殆ど不動産で負債を生んだ負い目もあるのか、後の稲船氏のように「不要」とはせず三上氏をフリー雇用
    稲船氏らは上層部とファーストメーカーと三上氏の調整に奔走し疲弊
    三上氏はユーザーの猛バッシングに晒されたのはご存知の通り
    小林氏はそのためか最小限のダメージで済んだのである…(冗談です!そんなことはありません!)

    28さんの指摘はごもっともですし、わざわざカミングアウトしたのも稲船さんらしいとも思います
    言ったところでバッシングしか受けないのは分かりきってるのだから…

    改めて振り返ると、稲船さんとロックマンは切ってもきれないんだなと感じました
    ロックマンワールド2での苦い経験がデッドライジング2に生かされてるのもそうですし
    DASH3の経験がMighty No. 9に…と考えてしまうとちょっと切ないものがありますが(涙)

    ともあれDASH3は辛い時流に翻弄されてしまいましたね
    ウィザまんさんも書かれているように、3DSがこれから、DASH3がこれから、という時期に未曾有の大震災…
    日本人として本当に大変な時期でしたが、いつの日かDASH3にも復興の光が当たることを祈ります

    素晴らしいまとめをありがとうございました。

  38. ロックマンには今まで縁のなかった通りすがりの者ですがコメントをさせていただきます。
    なんというか、DASH3はbeatmaniaIIDXシリーズのCS版と若干ながら似ているなという雰囲気を感じます。
    このタイトルはEMPRESSという作品でCS版のシリーズは終了しています。
    (現在でもAC版はSPADAというタイトルが稼働中)
    ですが現在でもEMPRESSの続編であるSIRIUS(SIRIUSで無くても、家庭用IIDXであればよい)のCS版を心待ちにしている人はいます。私もその一人です。
    詳しくはこちらを→http://sirius17.web.fc2.com/
    会社の問題とハード等の問題という別の問題ではありますが、開発者の熱意だけではどうにもならない事情という点。この点でこの2つの作品は少し似ているなと思いました。
    多数のユーザーの声を開発側に伝えること。開発側にユーザーの作品愛、熱意を伝えること。
    やはりこれが非常に大事なんだなとこの記事を読み改めて感じました。
    無駄かもしれないがやらないよりは大いにマシですよね。
    諦めるならユーザー側がやれる最大限のことをやってから諦めようじゃないか。
    拙い文章を長々と失礼致しました。この記事を作ってくれてありがとう。
    DASH3やロックマン関連作品に何らかの吉報が届くことを願っています。

  39. 興味深く読ませていただきました。まとめていただいてありがとうございます。
    お家事情に親族経営、キャラクタービジネスで味をしめつつ面白さより目先の利益を追って自滅していく泥舟状態。
    特許訴訟とリメイクやソーシャルに手を出しているのも体力の無さを感じます。
    ガッツマンステージの落ちる床並にずるっといきそうで残念です。

    大人のしがらみより単純に面白いゲームをやっていたいものですね。

  40. 2D版の知らせから此処へ辿りついたよ、全部読ませていただいた。
    まとめ記事本当にありがとうございます。もやもやが解けた。

    > ロックマンが好きだという気持ちを胸の中にしまっておかない
    この言葉沁みるなぁ・・。
    もっと言葉に、声に出さなきゃなと実感したよ。

    カプコン側の圧が理不尽で気持ち悪い話だ。

  41. ●稲船さんの功罪について
    稲船さんの功績はDASH3を立ち上げたこと
    稲船さんの罪はダレットという負債を押し付けたこと
    稲船さんの退社後、稲船さんが関わった企画に対する風当たりはたしかに強くなりましたが、それが直接的な原因ではありません

    ●開発室とはなんだったのか
    ぶっちゃけダレットの客寄せパンダでした
    ファンを人質に…なんてことはあまり考えられていません
    立ち上げたものの、まったく人が集まらずSNSとしては致命的だったダレット
    そのダレットの尻拭いとして目をつけられたのが、同じ稲船さんの企画だったDASH3です
    DASH3によって辛うじて延命されていたダレットの末路はご存知の通りかと

    ●二転三転する企画
    プロデューサーの北林さんにしろ、ディレクターの江口さんにしろ、DASH3をどうしたいという明確なビジョンがなかったように感じられました
    開発承認が降りなかった理由はそちらが大きかったです
    それでもなんとか形になるものを作り上げたのがプロローグ版でした

    ●致命的な理由は結局なんだったのか
    1番大きな理由はタイミングの悪さだったと思います
    そうあの地震です
    地震によって体験会は無くなり、3DSはスタートダッシュがきれず、先行き不透明な状態でした
    そこで会社がとった手段は多くの3DSタイトルの開発中止
    同じ時期にDASH3だけでなく、日の目を見ることなく開発中止となった3DSタイトルがいくつかありました
    生き残ったのはモンハンのような、もう後戻りができないタイトルのみ
    また当時の3DSでは体験版や無料配信といった仕組みができておらず、200円という金額で売るしかなかったのですが、それに対して、体験版なのに金取るのかよ!とネガティブな反応が多かったのも遠因でもあります
    そういった声はファン以外から寄せられていたのはわかっていたんですけどね
    面白半分に煽るまとめブログなどもありましたし、たとえ本来の購買層でないとわかっていても、影響はすくなくなかったのです

    まぁダラダラと書きましたが、これが事実どうかは見た人の判断に任せます
    思いついたことを勢いで書き連ねているので、まとまりがなかったり意味不明な内容もあるかもしれません
    あと今後私がこのコメント欄に現れることはありません

  42. もう書かないよと言いつつ、ちょっとだけ補足
    1番肝心な理由を書き忘れていました

    まとまってたのはあくまで、プロローグ版としての内容だけでした
    DASH3本編の内容は最後まで迷走を続けていました
    稲船さんや安間さんという支柱を失った時に、残されたメンバーで面白いものを作れるということを証明できなかったのです

    ただ社内にDASH3の復活を諦めていない人は何人もいます
    もしかしたらいつか再び日の目を見ることもあるかもしれません

  43. コメント返すのもなかなか大変・・・(‘3‘)

    32.唯裏さん
    開発室そのものにかなり無理があったと思いますし、あまり自分を責めないでください。色々なことを知る機会にはなったと思うので、ここから次に繋がることができたらいいなと願います。

    カプコンはマネタイズ下手なんだろうなと私も思います。プロモーションも下手だと思います。おまけにユーザーの扱いまでも下手だと思います。面白い作品を作る能力は高いと思うので、非常にもったいないなとよく感じます。これだけたくさん魅力的なタイトルを抱えたメーカーはなかなかないと思うのですが、活かし切れてないなぁと・・・。

    33.匿名さん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。ロックマンシリーズは人それぞれ色んな入口があって、徐々にファンを増やしてきたと思います。過去に気になっていて、あとになって思い出して遊ぶということ、私もあります。それだけ人の目を引く作品だったと思います。ビジネスである以上、短期的に見れば売れることが正義ですが、誰かの心に何かを残す作品がなくなってしまったら、その先に何があるのかと思うと怖いです。DASHのような作品はみんなの心に刻まれ続けるべきだと思っています。

    34.ロックマンシリーズファンさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。会長は「現場よりも数字が信用できる」という主義の持ち主として有名で、ゲームユーザーからは反感を買っている人物だと思います。一族経営が非難されることもありますね。ですが、組織の問題なので、すべて会長が悪いというほど単純なものでもないのでしょう。もっと「人」を見られる会社であってほしいのですが、大企業故に身動きが取りにくいのでしょう。

    桜井さんにはほんと感謝ですね。現在公開されている情報の随所でロックマン愛に溢れているのが感じられて、こういう前向きで遊び心のある作品に触れたかったんだ!と思いました。この先、何かいい展開があるといいなぁ。

    35.burstさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。値下げ前に3DS購入された方がやはりそれなりにいますね・・・。会社の都合があるのは仕方ないですが、都合を押し付けられた感じがして、それがすごく不快でした。また、あのあとの3DSの値下げは、任天堂は悪くないとはいえ、DASHファンの感情を逆撫でしたと思います。

    自作DASH3はもちろん認知してます。補足記事にも書きましたが、そもそもこれを書くきっかけになったのが、自作DASH3でした。おそらくまだまだ時間のかかるものと思われ、開発は大変だと思います。ゲームを完成させるだけでも実は凄いことなのです。なので、しっかり最後まで応援してあげることが大事だと思いますね。

    36.おまんじゅう (@dotennnenn998to)さん
    ガイストクラッシャー楽しんでますよ!ゴッド楽しみですね!市販のガイメタルはすべて集めたし、アニメも毎週欠かさず観ています。漫画も集めてます。自分で言うのもアレですが、いいお客さんだと思います。

    お家事情については、あくまで憶測でしかないですし、確実なことは私からは言えないです。2012年にロックマンXoverというソーシャルゲームがサービス開始したこともありますし、ロックマンの名のつくものすべてが門前払いというわけでもないでしょう。ただ、手の込んだ新作はなかなか厳しいでしょうね。ロックマンが売れていない今、ロックマンという企画を冒険させる判断のできる人がいるのか疑問に思っています。例えば、DASHが売れてなかったときに、エグゼの企画を通すようなことが今できるのか、ということですね。それが立場が弱まったということであり、ロックマンという企画を通すことの困難さです。ロックマンに限ったことでもないのですけどね。

    会長の「数字を一番信用する」という考え方が、カプコンの動きによく反映されていると私は感じていて、今売れてるソフトに注力する一方で、他のコンテンツを育てようという気概を感じられません(数字を伸ばす戦略がないというか)。売れなくなったら持続が厳しいのはわかるのですが、それでも、たくさんの魅力的なタイトルを持っている会社ですので、そのまま飼い殺しにしてしまうのがもったいないとよく言われている気がします。会社が大事にしているのが作品性でもマーケティングでもないため、経営陣の顔色を伺って、今いい数字が出ているタイトルに偏らざるを得ないのではないか、と。クリエイターが売り方を考えるのが苦手ということもあるでしょう。2013年のカプコンのゲームの売上を見たら、あまりにもモンハンに依存しすぎていて仰天しました。会社自体がかなり厳しい局面にあると思いますし、そこでさらにリスクを恐れるかもしれません。

    だから、経営陣を上手く交渉しつつ、しっかりと成果を出せそうな戦略を立てて、まっとうに承認会議を通らなければいけない。それがどれだけ難しいかはDASH3という事例が物語っているでしょう。

    なんだかんだ言いましたが、この先どうなるかわかりません。せめてファンは声を上げ続けて、価値のあるコンテンツであることを示していきたい、と私は思うのです。

    37.流浪のロックマニアさん
    ご丁寧に補足いただきありがとうございます!カプコンがバイオシリーズなどで、どのプラットフォームで出すかという約束事を破る前科が何度もあったことは知っています。ただ、バイオ4の流れについてそこまでは知りませんでした。これもまたなんともつらい事例ですね・・・。確かに、自分の指示だったと公言するのは、いかにも稲船さんらしいなと思います。

    カプコンは約束事を平気で「やっぱなし!」と言ってしまう印象があります。ここ最近のロックマンの流れを見るだけでも、ロックマンウルトラブックのパッケージイラストをユーザーから募っておいて、しばらく音信不通が続いたかと思ったら発売中止に。ロックマンXoverにおける「ご当地ボスキャラコンテスト」も入賞者に対する賞品はほとんど与えられず、説明がないまま放置が続いています(こちらはアドウェイズが悪い気がしますが)。そりゃあ信用もなくすというもの。細かい積み重ねが多すぎます。先日の訴訟問題に対するユーザーの反応を見ても、相当嫌われているなぁと感じました。

    DASH3については、震災そのものでも心を痛めましたし、2011年は私にとって最悪の年でした。思い返すとほんと胸糞悪いですが、現実問題から目を逸らすのもよくないと思いました。いつかDASH3が復活して、ファンの心を癒してほしいですね。

    38.ななしさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。まとめサイトに簡単に目を通しました。経緯がまとまっていてわかりやすいですね。そして、ユーザーの声を大事にし、そこから実現にこぎつけた過去の事例があったということを理解しました。今、その流れが途切れてしまっているにしても、過去にそういう例があったということを個人的に心強く感じます。やはりファンの待ち方はあると思います。

    私が諦めないでいるのは、諦めていないスタッフがいることを知っているからです。そんな人たちをファンが支えなくてどうするのか、と。だから、互いに「ありがとう」と言える関係を取り戻したいと思いましたし、「待っています」と声に出すことにしました。家庭用IIDXにも良い知らせがあるといいですね。

    39.ロールさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。リメイクやソーシャルで体力つけて、それで次の挑戦につながればいいんですけどね。モバイル事業は大苦戦していることが知られていますね。

    ただ、先日のコーエーテクモに対する特許訴訟問題については、多くの人が誤解していて、慎重になった方がいいです。これはメディアでもうまく解釈ができていないように感じられます。その中では、下の記事が状況を調べ、丁寧に説明されている方だと思います。

    http://www.inside-games.jp/article/2014/08/27/79892.html

    ユーザーからヘイトを買いすぎているカプコンが、BASARAより先に無双シリーズを展開していたコーエーテクモに対して訴訟を起こした、ということで心象が悪いのは仕方ないでしょう。しかし、これは著作権ではなく特許権について争っていて、パクリだと訴えているのではないです。アイデアは特許にならず、具体的な技術についての話となります。特許は「発明」と認められなければ無効にでき、コーエーテクモに似たような先行事例があるので、そこが論点になりそうです。また、このタイミングで訴訟を起こしたのは、対象となる特許が今年で有効期限が切れるという背景があるのではないかという見方がされていますが、有効期限内の案件に対しては過去に遡って訴訟を起こせるという声もありますが、私には特許のことはよくわかりません。そして、表に出てきている情報は少なく、今のところはなんとも言えない案件かなと思います。

    また、アリカの三原さんがTwitter上で、「ゲーム業界でこのような特許訴訟はよくあること」「丸く収まると思う」という旨の発言をしています。業界の人じゃないとわからないことがあるんだと思います。なので、この件に関しては私はどのようにも解釈するつもりはないです。結果が出るかもわかりません。

    昔のように純粋な気持ちでゲームを楽しみたいですよね。

    40.styさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。あんまりネガティブなことを言い過ぎると好きだという気持ちも萎れてしまうと思うので、つらいことがありましたが、それでも好きだと言い続けることがやっぱり大事なんだと思います。

    41,42.匿名さん
    貴重なコメントをいただきありがとうございます。私の返事を見ることはないかもしれませんが、書かせていただきます。

    内情を知っているような断定的な言い回しが気になりますが、言っていることはわかります。私が言うことも、これが唯一正しいという気はさらさらないです。事実はわかりませんし、本来いちユーザーとしては、そんなこと気にしたくもありません。

    当時から、DASH3とダレットが切り離せない存在だとは思っていて、互いに生き残る戦略上、必要であったのだと考えていました。それが実際は承認が降りてないことがわかり、稲船さんの発言と照らしあわせてみても、人質だったのかなと思うに至ったのでした。あなたの解釈では、承認前に発表してユーザーを巻き込んだこともすべてがダレットのため、ということになるんですかね。揚げ足取りじゃないですが、それでDASH3を立ち上げたことを功績って言いたくはないかなぁ。人質でないのなら、承認もらうまで発表せず、開発室もそれからでよかったなと思います。相当無茶な企画だと思いますので・・・。

    DASH3の内容の面白さについては特に不安視はしていなかったのですが、どこを目指しているのかわからないとは思ってました。クリエイターがプロになりきれずにファンの側に意識が寄り過ぎてたのかなと思うこともありました。不安だったのはどうやって新規層を獲得するかということでした。そこはユーザーからは上手くやってくださいとしか言えないので、この失敗を無駄にしなければいいなと思います。

    震災は本当に不運でした。3DSのみならず、開発中止に至ったタイトルはありましたね。

    私も一応、社内にDASH3を諦めてない人がいるのは知っています。人づてに存在を知っているだけで、ここに書けることは何もないですが。だからこそ、私も諦めたくないなと思いましたし、ファンは健気に待ち続けるしかないということをこの記事では書きました。開発中止の背景にある事実がどうあれ、その姿勢に変わりはありません。このロックマン愛がクリエイターに届いていたら幸いです。

  44. 記事拝見しました。当時は開発中止というニュースがまずショックだったのと、3DS絡みのネガティブな情報としてゲハによってDASH3と稲船氏がことあるごとに面白半分に晒し上げられるのが耐えられずロックマン絡みの情報は自分でシャットアウトしてましたが、時系列順に出来事をまとめると随分わかりやすくなるものですね。自分の気持ちも若干整理がつきました。
    ネットの情報はその日その日で各地の話を拾えてヨコ方向には強いですが、○月○日に何があって・・・というタテ方向の関連が本当に弱いですね。その辺の脆弱さをいいことにあいまいなソースで矛盾した噂話をばら撒くゲハとまとめブログには今さらながら憤りを感じます。
    私も思うだけではなく、何か行動にしなくてはと感じました。ありがとうございます。

  45. ウィザまんさんコメント返しお疲れ様ですw

    売れないと判断され、ロックマンシリーズを蔑ろにする会社で、DASH3を作る価値って本当にあるのでしょうか?
    いっそのことMighty No. 9のように有志を募って別のゲームとして開発を進めてもらったほうが
    多くのファンにとって良い結果になるのでは・・・と思います
    MN9が成功したら次はXシリーズを、その次はDASHを・・・なんて期待もあります

  46. カプコムが駄目だからといって、コムセプト絡みはどうも信用できないんですよね
    ロックマンに対して情熱があるならどんなに困難だとしても権利関係をしっかりクリアして正統な作品を作ってもらいたいところですけど、それをしないで微妙なオリキャラを推してるのを見ると表面的な情熱の振りが寒々しく映ってしまうわけです
    精神的続編というものを信用できないので、購入・応援したいとは全く思わないんですよね

  47. すいません。補足説明、お返事ありがとうございます。リンク先の事も読みつつ勉強になりました。色々となんともいえない問題みたいですね。良い形で解決してスマブラforやDASH3と元気にロックマンを推して欲しいです。

    ここに書くのはアレですが米カプコンのストⅡ×メガマンからロックマン愛を感じました。言語の壁はありますが外国の方との連携なども息を吹き返す手になるかもしれませんね。

    世界中に愛されているコンテンツって強いと思います。ロックマンおよびDASH3はまだ終わっていないってカプコンさんには言いたいですね。

  48. まとめを見ました
    わかり易く、また当時はショックでDASHの話題から離れていたので知らなかったことも多く勉強になりました
    カプコン・・・彼らの闇は業界でもかなり深そう・・・

    今年はファンたちによる自作のDASH3の情報が多くて嬉しいと同時に中止になったあの日を思い出し悲しくなりますなぁ

  49. DASH3の中止発表時、ショックでありました。しかし、自分も「買う買う詐欺」の人間の一人にすぎなかったと思っております。開発室に参加しておりませんでしたので。閲覧することしかしてなかったのです。それでもこの記事を見るまで、自分はロックマンシリーズのファンだと思っておりました。恥ずかしい限りです。
    現在、毎日ロックマンXoverをプレイしております。ただそれも無課金であり、微塵にもシリーズの力にはなれておりません。
    その中、今月25日にオフィシャルショップ・イーカプコンでXoverとエグゼの設定資料集+ミニサントラが発売されるようでして、こちらは購入します。
    http://www.e-capcom.com/css_2/

    エグゼについては過去の出版物と重なる部分も少なからずあるとは思います。値段も手軽すぎるため、買ったところでプラスになるのかと言う不安もあります。シリーズの力になれるか分かりません。しかし今では数少なくなってしまったシリーズの動きの一つであり、それを追わずにはいられないのです。

    DASH3に関わらないことが大半ですみません。

  50. 忙しくてちょっと返事遅れました。

    44.kamoさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。流れは追っている人にしか見えないので、どこかで振り返る機会が作れればいいのかなと思います。まとめブログは開発中止後のファン活動も取り上げて各方面を煽っていたのが不快でした。沈んだ気持ちになるので、最近はそういうところは見ないようにしてます。やっぱり作品を楽しみたいので、好きだ好きだと言って行動するのがいいなと思いました。

    45.かぷんこさん
    コメント丁寧すぎるかなとは思ってるんですが、結構楽しかったりw

    そういう考え方もアリだと思いますよ。カプコンを応援する、comceptを応援する、見限る。人それぞれ考えがあると思いますが、私はすべての作り手を大事にしたいなという考えです。ロックマンもMighty No. 9もどっちも応援します。それは盲信するのではなく、作品の不満は言えばいいし、不誠実な対応は咎めればいいと思ってます。ちょっと難しい立場かもしれません。

    ただ、ロックマンシリーズの魅力ってアクションだけではなく、キャラや世界観、ストーリーなど含めた総合的な出来の良さがありますので、そういった部分で続編を期待するならば、どうしても権利元であるカプコンに動いてもらうしかないです。おそらくカプコンはロックマンの版権を手放しはしないでしょう(手放す理由がない)。ロックをヘブンから取り戻せるのはカプコンだけなので、そこについては、カプコンの価値がどうこうって話ではないんですよね。ロックマンを作れるスタッフが残っているのかっていうことなら、呼べばいいという話ですし。とはいえ、現状では、稲船さんの会社というだけでcomceptと協力するのが難しそうなのが残念でなりませんが・・・。

    カプコンの価値を考えるにしても、私は今でもカプコンのゲームを楽しく遊んでいて、カプコンのゲームが大好きです。国内ではトップクラスの技術力を持っているメーカーだとも思います。だから、抱えている問題の解決に取り組んで、より良い会社を目指してほしいと思えるほどの価値を個人的には感じています。それに、カプコンという大企業をひとくくりにして捉えるのは無理があるんですよ。とてもうんざりしているのは確かですが、色々な側面を見て、嫌いになったからどうでもいい、という結論にはなりませんでした。

    多くのファンにとって良い結果というのは何でしょうかね。それについて考える良いきっかけではあると思います。スタッフが独立して精神的後継作を作るという例はロックマンに限らなくて、テイルズオブファンタジア→スターオーシャン、ゼノギアス→ゼノサーガ、ファイアーエムブレム→ティアリングサーガなどありますね。下の記事を見ると、海外でも同様のことが起きていることがわかります。

    http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20140627017/

    いずれにしても、権利関係の問題が解消できないので、あくまで別作品として作っています。それをファンがどう受け止めるかは意見が分かれると思います。ちなみに、ティアリングサーガは任天堂に訴訟を起こされ負けたことで有名ですが、それはFEシリーズのブランドを利用した宣伝の仕方のみが問題として認められ、著作権侵害ではないとされています。先日の特許訴訟を知って、Mighty No. 9は大丈夫かと心配した人がいましたが、著作権については問題ないでしょう。スタッフが元ロックマンチームというだけで、これがロックマンですよみたいなことも言ってませんし、ティアリングサーガの例とも異なるかなと。

    46.匿名さん
    それもひとつの考え方ですよね。今のカプコンがcomceptと協力することができるかは何ともですが、実現してほしいとは思います。また、デベロッパー(開発会社)はカプコンのようなパブリッシャー(パッケージを流通に流せる大きな会社)から資金を得て、下請け開発するので、ライセンス契約だけ取ればいいというほど単純なことでもないのがまた難しいですね・・・。デベロッパーがダウンロード販売ということで直接ストアに作品を出すことはできますが、大きな作品を作る体力はありません。

    スマブラは任天堂でリスクを背負っていて、そこにロックマンが特別出演している形になっているはず。ただ、特別な例として、セガが版権を持つベヨネッタが任天堂を販売元として続編を出すということがあります。つまり任天堂が開発費を出しています。そういう選択もあり得なくはないのかもしれません。

    ロックマン作るのどうですか?と外部から企画提案することはできますが、それを通すかどうかは結局カプコン次第であるので、ロックマンの名を冠する新作は最終的にはカプコンに期待するしかないと思ってます。信用があるかと言ったらないので、取り戻してみせろと思ってます。

    私は未来の為に現実的な方法は何だろうかと考えているのですが、各個人の感情についてはどうしようもないので、期待できないと思われたら、それも仕方ないなぁと思います。

    47.ロールさん
    再びコメントをいただきありがとうございます。特許問題で訴えたという事実しかわからないんですよね。ユーザーとしては心象悪いので正直勘弁してくれと思うのですがw

    ストメガはファンメイド作品を公式にした特別な例ですね。海外のカプコンはそういった寛容さがすごいですね。ロックマンは海外でもよく愛されているんですよね。一方、国内でも「ロックマン改」や「ROCKMAN HOLIC」といったCDを公式で出しているのがすごいです。「おっくせんまん」や「エアーマンが倒せない」を公式に認めたんですよね。これがまた良いCDなので、興味がありましたら手にとってみてください。このようなユーザーフレンドリーな対応があったりなかったりするのは担当者次第ということなんでしょうね。

    48.匿名さん
    組織は大きくなると舵取りがなかなか難しくなりますね。任天堂にしたって、今年は岩田社長が株主総会を病欠し、そこで岩田さんぐらいしか会社全体を把握できている人がいないことがわかりました。これもまた色々な問題を抱えてるでしょう。

    DASH3のファンメイド作品に込められてる想いは本物だと思いますし、そこにはたくさんの失われていた情報が詰められています。ここからDASH3はこうなるといいな!と期待を膨らませていけたらいいんじゃないかと思います。

    49.匿名さん
    重複分は消しました。

    発言する側にも無責任すぎるというか自分勝手が過ぎる人が見られますので、自分はどうだったかなと振り返るきっかけになればいいなと思い、あえてトゲの強い言葉として選んだのが「買う買う詐欺」でした。責任の発生しない立場なのは当たり前ですが、何かを求める声が結果に結びついた時、他人の善意すら屁理屈こねて踏みにじる人を見ていると悲しくなります。頑張っている中の人を見ているとつらいんですよ。ファンがスタッフの想いに応えられているのか疑問に感じることがあるのです。ですが、過去のことを愚痴っても仕方ないので、今、楽しくやろうよということなのです。結局のところ、ファンのできることは多くないんですが、ポジティブでネガティブを弾き飛ばしたいです。

    だから、お布施しようということでもないんですよ。当時、カプコンの株買えばいいじゃんと言う人がいましたが、それも的外れだと思います。みんなが無理してお布施しないといけないならば破綻してると思います。お布施するにしても、「納得してお金を出すこと」が大事。納得がないと持続しないので。

    Xoverへの課金についても、対価として妥当だと感じるならすべきだと思いますが、お布施はしたければすればいいぐらいに思います。他のソシャゲであったことですが、サービス終了したときに、無課金の人が残念だと言うのは虚しく感じます。そのときになって課金すればよかったと後悔する人もいますね。課金した上でのサービス終了なら、後悔も少なく、納得できる部分があるでしょう。

    今月発売されるカプコンスペシャルセレクションは特にXoverにとっては最も貴重な資料になると思います。私も純粋にほしいので買います。みんなが買うなら、これが価値あるよと示せます。そういったところから次の動きが決まってくるかもしれません。

  51. 今更ですが、元開発コブンです。‥アイディアが二案採用されていました。モブの性格決めです。未だにロックマンDASH3が出る夢を見て、起きては虚しさに襲われています。
    こればかりは参加者にしか分からないだろうなぁ‥。
    まとめ感謝です。

  52.  私も当時参加していが、稲船氏が退社後で本人がコメントで参加しようしていたのを覚えている。
    だが他の参加者は彼が参加するのをやめてほしいと邪魔者扱いしていた。彼が当時に多く?のアンチをかかえていたために、その場所が荒れるのを恐れたためだった。

     だが私はその時、残ってほしいと思っていた。個人的に彼に恨みなどないし、むしろロックマンDASHシリーズを制作した担い手であり、DASH3の開発スタートに大きく尽力してくれたことに大いに感謝していた。
    そんな大恩ある人を邪険に扱うなどできるわけもなかった。もちろん「退社するならせめてDASH3が完成してからにしてほしい」と思っていはいたが、会社と彼にどんな事情があるかわからない以上是非も言えるわけもないし、
    第一、DASH3のために彼の人生があるわけではないのだから、そこ事情を察するべきだろうと思っていた。

     加えて稲船氏が抜けたことでDASH3の開発も順風とはいかず継続が不安視されるなか、彼のビジネスを度外視した援助は心強いと思っていた。ところが他のユーザはそんな彼の事情と功績を鑑みず、自分たちの目先の利益だけで彼を排他しようとした。ふざけるなと思った。 あの時のファンの行動を非難すべきだっと今では後悔している。
     結局のところ、あの時、DASH3開発失敗のリスクについて本気で考えていたのはごく少数だったのだろう。
    多くの人間はいったい何を根拠に順風満帆にいくと思い違っていたのだろうか? 当時は彼らはプロだからと
    言われたが、その人間にこう返してやりたい。

    「だったら何故、DASHシリーズは売れなかったんだ? プロに万能を押し付けるなよ。」

  53. 51.コサジ少将さん
    二案採用は凄いですね!それだけにショックも大きいと思いますが・・・。参加者にしかわからないことが多いと思うので、少しでも理解を広められないかと思いまとめました。結構えぐい内容になった気がしますが、痛みも共有すれば和らぐと思います。

    52.匿名さん
    ファンの間でも稲船さんの評価は割れていたし、評価の仕方に困ってる人も多かったと思います。それでも、彼のコメントなど情報を追っている人には応援しようって人もたくさんいたように思いますよ。

    「DASH3のために彼の人生があるわけではない」というのは、まったくそのとおりですね。ゲームは楽しむものであって、命を投げ捨てるものではないです。しかし、それを直接言ってなくても、実質要求しているようなユーザを見ます。一線を越えているなと感じます。まったく何の責任もない立場であるという自覚がなければ、作り手や作品へのリスペクトまで失われてしまっているのではないかと悲しい気持ちになります。それで楽しいのだろうか、と。

    ただ、そんなことをファンに言っても、おそらく反発されるし、実にならないでしょう。良い流れを作れないかと思い、有志で非公式ミーティングを開催したりしました。この記事も、咎めることはどうでもよくて、未来のための建設的な道を示すことを意図しました。

    過去は変わりませんが、過去から学んで次に活かすことはできます。夢を形にしたくても、現実を見ないことには実現手段に至りません。作り手もユーザも、この悲劇を忘れず、しっかりと受け止めなければいけないと思います。

  54. 時系列に分かりやすくまとまっていて読みやすかったです

    自分は開発室もなにもやってませんでしたのでDASHのにわかFANかもしれませんが、DASH3は残念でした

    まとめよんだ感想ですが会社の利益と震災のタイミングを考えるとなるほど納得がいったのでこの記事を読めてよかったです

  55. ※1とか
    買うだろ。
    てめぇらの欲しいものこそ買われない。
    脱藩していない。「鬼武者でもない。」脱記者とかの言い回しとか微妙。
    脱共産主義した
    「真人間」の方がしっくり来る。
    そもそも敵を作りすぎたのが問題なのでは?
    世界云々の発言も的外れでしたし。
    ある王国という騎士団長という表現微妙。
    ある共産主義国家と
    共産主義国家に
    異議を唱える人間の方がしっくり来る。
    出したら売れないならそりゃ出さないだろ。
    ロックマン好きだから出して欲しかったけどね。
    稲船さんに責任がないわけではない。開発側にいなければいけないとか意味不明。
    (国内で盛り上がらないの当然。)別にそこまで凄いことでもない。
    最近のクリエーターも自有るでしょ。脈絡もない最近の~叩きは反感を呼ぶだけ。
    気持ちは分かるが全体的に稲船擁護の色が強すぎる。
    一番の被害者は待ち望んでいたファン。
    カプコンにも問題は大いにあるけどね。

  56. 54.匿名さん
    「読めて良かった」の一言が大変ありがたく思います。DASH3は本当に残念な事件でした。

    ファンに優劣なんてないと思いますから、にわかとか気にされなくていいですよ。人としてのルールを守り、DASH3を楽しみにしていた人はみんな等しくファンです。

    55.あさん
    あなたがこのコメントで何を伝えたかったのか(誰にどうリアクションしてほしいのか)イマイチ読み取れないのですが、気になった箇所のご指摘でしょうか。ただの感想でしょうか。私に向ける発言なら私が読むのでいいのですが、他の人に向ける発言はここに書いても読まれないでしょうし、私に言われても困ります。また、どうしてそう思われるのか説明がないので、申し訳ないですが、私には解釈のしようがないです。

    「最近のクリエイターは自信がなさげ」と書いたのは、DASH3発表当時に私が抱いていた感想でしかなく、重要な意味はありません。当時を知る人が、当時特別ワクワクしたんだよということも書くべきと思っただけです。それが結果的にお気を害したのでしたらすいません。最近のすべてのクリエイターを指して言ったわけでもなければ、特定の誰かを想像して言ったわけでもありません。ユーザの声が大きくなり、不満を避けるために作り手が不自由している側面が強くなってきた、という印象を表しています。ただの印象ですから、これが正しいというものでもなければ、この記事の本質にはどうでもいいことです。

    私がこの記事を書いたのは意図があります。それは補足記事やコメントで説明したように、「DASH3の今後についてファンに建設的に考えてほしい」というもので、その材料となる情報を集めて、考え方の一つを示しただけです。稲船さんの擁護を目的にすることに意味を感じません。私の気持ちはそこにありません。意図に従ってまとめあげているので、実は、私の感情(本音)は極力殺しています。ここに書くべきでなかったり、書けないことがあるのです。

    これだけの長文を読んでいただいたのですから、読む時間が無駄だったとは思ってほしくないですが・・・あなたは何を求めているのでしょう?

  57. 憶測ではあるけれどたぶんイナフネさんは典型的な頭のいい人、頭がいいから先のことも考えられるし
    リーダーやプロデューサーはやれるけど人間性はやりたいことが先行するタイプに見えた。
    周りの人も彼がそういう人だって理解してあげればいいけど今のカプコンは自分の力を見せたい若い人が
    多すぎる、だから古株を抜いて新しい何かを探そうとしているんだと思う。
    ロックマンシリーズだってエグゼをプレイしていた子供だってもう成人するんだからそういうクリエイターが
    自分に自信をもって頑張るのは当然のことだと思う。
    後は単純に売り上げの問題かな、企業だもの利益にならないなら切るし、開発だってしない
    でも今回のDASH3は説明が足りなさすぎるのと震災と立て続けに起きたからインパクトが強すぎた
    だから今回みたいに叩かれるんだと思う。
    震災みたいに暗いニュースから明るいニュースを望んでいた時期だから多分、
    ロックマンのシリーズは今後出ないと思う、でも自分が完ぺきに大人になってゲームがつまらなくなる前に
    新作が出てほしいなって願ってる。
    明るい未来を!

  58. 57.匿名さん
    リーダーとはどうあるべきという考えを持っている人は少ないと思いますが、稲船さんはリーダー格の人だなぁと思います。他のポジションに収まらない感。それは人の下につかないという意味ではなく。

    エグゼを遊んでいた世代はもう大人ですね。私がそうです。プロとして頑張ってるエグゼ世代も知ってます。かつて送り手と受け手の関係であった人たちが、一緒に仕事する時代と考えるとワクワクするものがあります。しかし、こちらも能力というよりポジションが大事だと思います。

    大人になった今でも、私はゲームが大好きです。むしろ子どもの頃より好きになったと思います。ゲームをきっかけにした素敵な出会いや思い出がたくさんできたからです。大人でもゲームは楽しめますよ。

    だからこそ、これからも素敵なゲームを楽しみにしていきたいですね。願わくば、そこにロックマンもいてほしい。

  59. DASH3の顛末がとてもわかりやすくまとめられていて、また記事としてとてもおもしろいものでした。
    Twitter等で「ロックマンは出せば売れる(のに何故か出さない)」といった発言をちらほら目にするのですが、その度に「それは違う」と思ったり、それを指摘しては白い目で見られたりして、モヤモヤした気持ちを抱いていました。
    この記事を読んで、そういうモヤモヤが少し晴れたような気がします。
    ありがとうございました。
    これからは自分なりにロックマンの未来について考えたいと思います。
    明るい未来を!

  60. こんな大変なことになってたんですね…ロックマンシリーズはエグゼから入った者ですが、子供の時とてもやりこんでいて今でも強く印象に残っています。それからゼクスや流星をプレイしているうちに過去作もやってみたいと思うようになり、いつの間にかロックマンシリーズの虜になっていました。最近は新作が出る気配が無くとても悲しいですが、いつかまた新しい風が吹くことに期待しています。

    • 自分もてんちょ~さんと同じです。zxから初めてそこから虜になって…いままでは過去作を見てきましたがこれからは未来も見ていこうと思います。

  61. DASH3出ないかなー
    まだ待ってるんですがね。

  62. 詳しいまとめありがとうございます。 元開発コブンです。
    ロックマンシリーズ特にXには大きな思い出があるので、この記事を読んで少し又悲しくなりました。
    此処にコメントをした本題に入ります。
    この記事を読んでいて今のカプコンの動きが当時とダブって感じるのです。特にその動きはモンハンシリーズに顕著に現れている感じます。 代表的モンハンPシリーズを挙げて話すと、一瀬泰範氏の事とソニー事件が稲船敬二氏の退社に到までの過程との本質が同じ物だと思います。ロックマンやモンハンといった多数のナンバリング(特に売れた物)には会社の作品としてと言うより、開発者の作品として見られる事の方が多いのです。(DQやFFが分かりやすい思います)この事をカプコンは嫌悪している節が多いです、理由としては、社内政治におけるパワーバランスの崩壊でしょう、ソニー事件でも之は多少なりとも売り上げの面から見えてきます(PSPだから売れたという点)このことからクリエイターの使い捨てのような事件が起きているように思いますね。そしてスマブラ出演についてです。
    上記で記した、会社の作品としてと言うより、開発者の作品として見られると言うう部分をカプコンは、会社に帰属させる為に行ったと感じてます。この件に関しては、バイオシリーズでも行なわれていると思います。手順としては、開発者(メインクリエイター)の排除(ダレットなどの件です)、仕込み(今回は稲船敬二氏退社後に発売や展開された作品群)仕上げとして大きな認知や市場を持つ作品とのコラボ(スマブラ出演)と言うう流れで行なわれた様に私は、見ています。時期の問題としては、事件の火が消えかかっている事からもベストだったんだと思います(その他でも似たような時期)。以上の事からカプコンの社内体質が招いた事件だと私は思いますね。こう考えると稲船敬二氏のとった行動や、DASH開発室の意味や立ち上げタイミングの意図などが見えると思い書きました。長文で失礼いたしました。

  63. 現時点でカプコンがクソみたいなゲームしか出せてないのが全てを物語ってると思うけどな。
    キラータイトルのバイオ、モンハンでさえあのつまらなさだし。
    惰性で買ってる人ばっかでしょ。

  64. なかなか返事を書く時間が取れない・・・。

    59.匿名さん
    人にとっての事実なんて、大抵は「自分が信じたいことを支持してるだけ」に過ぎないんですよね。そうやっていい加減な取捨選択で済ませているからこそ、膨大な情報を素早く処理できるわけですね。それでも、目を逸らさずに考えないといけないこともありますよね。それは人によって変わってくるので、押し付けられないのが難しいところですが。ここに書いたことは、いま考えてる人に役立ててもらいたいし、これから考えるきっかけになってほしいなと思ってます。なので、「モヤモヤが少し晴れた」ということで、良かったなと思います。

    今月のゲームアーカイブスはロックマン的にはとても充実したものとなっています。機会が増えるのはいいことですので、ここからさらにファンを拡大していければ、また違った未来も切り開けてくるのではないかと思っています。前向きな動向すらもファンが拒絶してはどうしようもない。

    60.てんちょ〜@傍観者 (@tentyo0413)さん
    私もエグゼから入って、他のシリーズのファンにもなりました。そういう人、結構いると思うんですよね。全然違うシリーズなのに「このロックマンも面白いなぁ」とどんどんハマっていく。ロックマンシリーズの不思議な魅力です。

    エグゼはちゃんと完結した恵まれてるシリーズですが、今、新しいロックマンが出ていないことは寂しいですね。過去の盛り上がりを知っているだけ余計に。またあの頃の勢いを取り戻してほしい。

    61.匿名さん
    私も待ち続けます。早く出てほしいですね(‘3’)

    62.エントさん
    元開発コブンさん、長文のコメントありがとうございます。

    一瀬さんはMHPシリーズの顔とも言うべき人だったと思いますが、すっかり見かけなくなってしまいましたね。DASH3スタッフも暫くは見かけない期間が続きましたが、R20+5では江口さんがコメントしてましたし、最近でもカプコン伝説というインタビュー企画に出ていましたね。また、バイオHDリマスターは北林さんが担当するプロジェクトですね。一瀬さんが今何をしてるかわかりませんが、このように数年後になってやっと少し顔を出すかもしれませんし出さないかもしれません。外からじゃ何ともわかりませんね。ソニー事件は何のことだろう・・・プラットフォーム周りの話だとすると前科が色々とあったとは思いますが。

    カプコンはずっと開発者の名前を売ることを嫌う企業だったと思います。故に、誰の仕事だったのか明確でない事が多々あります。例えば、昔はスタッフロールに本名書いてはいけなかったらしいし、他にも、「デザイン室」名義になっていて個人の名前が出せないのとかありますよね。そんな中では、巧舟さんの名前で宣伝していたゴーストトリックなんかは珍しい企画でしたね。名前で売るかどうかはともかくとして、シリーズをまとめるリーダーをちゃんと置かないから各人気シリーズが持続できないんじゃないかとは思います。プロデュースする体制が整ってないんですよ。でも、会社はそうは思ってないからこそ、それが稲船さん退社の後押しになったとインタビューにも書かれてますね。たくさんの有名クリエイターが退社しましたが、優秀な人は外でも活躍するんで、結局、目立つんですけどね。外から見えるものは限られてますが、こういったところからカプコンの社内体質が垣間見える気はします。

    宝の持ち腐れ状態から脱却するためには、社内体質を改善すべきなんでしょうが、そのためには今の組織を大幅に変えないといけない気がします。それをやる人がいるかわかりませんが、やるとしても時間がかかりそうです。あの会社は大きくなりすぎましたね。

    63.匿名さん
    そういうことを言う人よく見ますが、私としては今のカプコンのゲームも好きなので複雑な気分です。今年はガイストクラッシャー、去年はエクストルーパーズでかなり楽しませてもらっているので、そういう作品が埋もれたまま評価されないのはとても悲しいです。でも、そういう作品が好きな人たちは、自分の意志でその作品を積極的に楽しんでいる層ですので、たくましく生きてますし、交流するのがとても楽しいのです。これは惰性ではないのですよ。私はカプコンのゲームのおかげで2年間楽しく過ごせたのです。誰がなんと言おうとそれは事実です。

    ものづくりの能力はあるのに発揮できない、発揮できたとしても評価されるフィールドにいない、そんな印象です。立ち回り方がクソ過ぎて、余計なヘイトを買いすぎているのもあると思います。みんな心のどこかで「もったいない」と思ってたりしないんですかね。本当にどうでもよくなったら、気にもかけないでしょう。

  65. 5年前くらいにDASHシリーズを知り、3年前にDASH2をクリアした新参です。
    DASH3の存在を知らずに、DASH3の開発中止が決まってからDASH3のHPに訪れたときは、開く前のワクワク感と開いた後の虚しさにどうしようかと困惑していました。当時開発室などにも参加できずにいたので、私一人の力ではどうにもならなかったでしょうが、「もし参加できていたら」などと今でもたまに考えてしまいます。
    DASH3のことは自分でも多少は調べたつもりでしたが、ここで詳しくまとめられており大変参考になりました。文章を読み、引用を拝見し、改めて切なさが顔を出しましたが、ウィザまんさんのDASH3に対する気持ちが伝わって来て、やはりDASH3はまだ死んでいない、と感じることができました。
    DASH3本家の話ではないですが、有志達で制作しているDASH3自作プロジェクト、というようなものが今始動しているようですね。個人的には応援しているのですが、やはりCAPCOMで出ないかなという思いもまだ消えないわけで。どうにかして、今からでも開発が再開されないかなと思うただのコブンでした。
    長々と駄文を書き、失礼いたしました。

  66. 希少な情報ありがとうございます。
    X4のころから、売れ行きが厳しいロックマンシリーズですが、DASH3の中止発表は意表を突かれました。
    DASH3はいかにもやる気満々のあふれた企画から、ロックマンの未来についてまた新しい展望が開けるのではと思っていたのですが、状況が状況であるが故、ロックマンの歴史にとってミソなDASH3の中止があっさりと決まったのが少々残念です。
    中止のままロックマンの歴史が滞るのは、寂しい以上の苦痛です。
    知り合いはカプコン以外の某大手ゲーム会社に勤めていて、何百もの企画が切り捨てられ、中には開発中に揉めて販売できなくなった物もあるという噂を聞いたことがあります。
    僕もその某ゲームメーカーの人気ソフトのファンで、ロックマンと兼ね合っていましたが、そちらも経営事情でやり繰りがうまくいかなくなって、当初の計画が崩壊し、ディスクができても世に出回ることなく没になった物、旧ソフトの移植物やバグの多さ故に売れ行きが悪化し、怪しい状況が続いている噂も聞きます。
    その作品は2011年以降新作がでてないのですが・・・。
    ちなみにその作品はプロジェクトクロスゾーンには出演しており、この発表のとき、ロックマンと掛け持ちしていた自分としては複雑な気持ちになりました。(コブン役の人がその作品の主役なのですが・・・)
    そのゲームも活気が次第に薄れてしまいました・・・。
    DASH3に関わらず、ロックマンというジャンルが少しでも活気を取り戻せるよう、祈るばかりです。

    長ったるい文章、申し訳ありませんでした。
    ウィザまんさん、ロックマンが好きな気持ちだけは忘れないでください。
    僕もいつまでもこの企画とロックマンシリーズを応援していきたいです。

  67. このような希少な情報を閲覧できたことをとても嬉しく思います。クリエイターを志す者として、ロックマンの1ファンとしてとても参考になりました。
    自分は横スクロールアクションが好きで、X、ゼロ、ゼクスときてロックマンDASHに入った者ですが、初代から始まりDASHへと続くロックマンの世界観がこのまま終わってしまうのは素直にもったいないと感じます。
    横スクロールアクション自体が下火になってきている今だからこそMighty No. 9にはとても期待しています、これが横スクロールアクションが再燃するきっかけになってほしい、そしてロックマンが復帰するきっかけにもなってほしい、自分もDASH3も待ち望んでますし、応援していきます。

    ところでX9とZX3の発表はまだなんですかねぇ(小声)

  68. 小学生の頃、町の中を走り回るロックにわくわくして
    ゴミ箱あさったり、自動販売機壊しちゃって笑ったり
    遺跡の中で敵の攻撃にドキドキしたり

    単純にあの頃の感動をもう一度体感したいだけなんだ
    ロックを月から助けたいだけなんだ

    今の子供にいきなりロックマンDASH3を突きつけたところで
    スマブラにでてた知らないキャラで終わるだろうし
    DASH1,2をプレイさせようとしてもグラフィックの時点で触りもしないんだろう

    DASHをプレイしてきた人もDASH3が発売されたとして
    果たしてカプコンが黒字になるほど買うのかどうか

    俺は絶対にハードごと買うけど、本当にもうロックに会うことは叶わないんだろうか?
    声優さんが生きている間になんとかして欲しい・・・

    俺も月へ向かうロケットが発射される事をいつまでも待ってます。

  69. 自分は小学生当時エグゼが好きだった者で、直接的にDASHには触れてないのですが、この記事で事件(?)を知ってショックでした。

    エグゼOSSも待ちに待ったものだったし、これからもエグゼ新作が出てくれたらと思っていたのですが、今のロックマンの境遇といい、売り上げの低迷といいもう日の目を浴びることはないんでしょうかね…

    製作中止という結果だけ見れば仕方がないとも思えますが、その後の関連企画の畳み方を見ても圧力をかけられたとしか思えませんね。

  70. 最後に愚痴を書かせて欲しいのですが、私は今のカプコンの守銭的なやり方が嫌いです。
    ファンが求めるロックマンの新作は売り上げを理由に冒険を避け、安上がりなソシャゲやゲストキャラ出演などでは金はしっかり徴収する。そういう小汚いやり方には反吐が出ます。

    私が初めてカプコンにこのような印象を持ったのは、モンハンからでした。
    いつまでたってもゲームエンジンは流用でグラフィックは成長しない、オープンワールド化やアクション性アップといった大幅な変化もなし、金を掛けずに搾り取れるだけ搾り取ろうという姿勢にみえました。
    グラフィックを成長させない言い訳のために、グラが成長したvitaを避けて3DSで出すようになった様にしか思えませんでした。

    今のカプコンは利益が先行するばかりで、ゲームへの熱意や愛をこれっぽっちも感じません。

  71. 私には難しいことは解らない。だが、ロックマンは楽しいんだ。

    これは、まぎれもない事実だと思っている。

    絶望的であるとわかっていても、DASH3の発売を今でも望んでいる。

    イレギュラーハンターXのVAVAモードをやりながらね!!

  72. 実は先日ロックマンXoverと言うアプリゲームのサービス終了の知らせを知りもうCAPCOMはロックマンを育てる、成長させる気がないと感じました……ロックマンダッシュ3もMEGAMANも期待してまた出ること祈って居たもののすべてが闇へと葬られ…今後が更に不安になりました……
    せめて何か最後に別れのタイトルを残して欲しかった……守って欲しかったです……

  73. 文が纏まってない。いらない箇所が沢山あり、一方で主の主張が入ってるまとめ。気持ちは分からなくないが、客観的に記事を見に来る立場を考えて欲しい。読んでてそこが不快になった。内容もやや誘導気味。冒頭も「指摘の前に此方を読んで」と一文書けばいいのに、企画参加しないのはファンじゃないなどと言われたくないわ。
    貴方は一部の嫌なファンに侵された自治厨ファンです。そのファンと同じ事を記事書く事でしているんですよ?

    感想は稲船側もカプ側もおかしい所があると私は感じた。社長は評価付けや自分が率先して働き、道を示す事が必要だと思う私は、何故夢語りなどするのかと思った。自分のエゴに付き合わすより会社全体の心配をするべき。言われなくとも、といった事だとは思うが、こういう所があると記事を見る限り不信になる。ストファイも4関連で暴挙な感じだし、他社もそうだが、今はマトモなゲーム会社の方が少ないよ。

    稲船も「心配してる」は保身的なだけでCAPCOMに敵意はあると思う。モノ作り系の人はモノとだけ向き合いたくなる傾向があるが、人は支えあう以上、厳しい態度は嫌われるよ。それでいてロックマンのおかげで日の目を見なかった作品の事を考えると、稲船は新人の時の気持ちを忘れたのでは?と思う。

    開発、経営陣、ユーザー、全てを纏める等と理想論と思われて仕方ない。間違った大人の考え方。それでいて開発という自分のエゴが一番大事な所をユーザーやCAPCOMに委ねたりするのはスレ違い。ゲームが出来ても、作品としてロックマンのバックボーンを埋めるは稲船氏のエゴに酔わせて頂くことで初めて成り立つ部分もあると思う。ましてや、現在にロックマンを求める懐古心はそこを期待してる所が強いと感じます。他のゲームのアクションが凄くても、世界観が似ていても、そこにロックマンの世界が触れない限り、ロックマンファンは生涯拭えない記憶が残る。

    意地張らず、頭を下げてでもCAPCOMに一時戻る、もしくは許可を願う。売り上げが異常に高かったらCAPCOMに寄付する。……それぐらいの精神でロックマンという作品に向き合って欲しかった。
    自分だけの作品じゃなくなった皆のロックマンという気持ちを忘れて欲しくなかったです。

  74. 初めて、読ませていただきました。
    あの納得のいかない事件の顛末を垣間見ることができました。

    当時私は「期待させといて中止するのなら、最初から発表なんかするな!」と思っていました。

    でも、稲船氏が無謀でも強引でも立ち上げを行わなければ、
    企画そのものがユーザーの目に触れる機会すらなく葬られていた可能性もあった。

    それを知ることができただけでも意味がありました。

    公然と潰されて苦い記憶が残ったのは、
    何も始まらぬまま終わるよりマシだったんですね。

    今更ながら、自らを凡人と断じ開発室に参加しなかった事が慙愧に堪えません。
    凡人でも人質の一人にはなることができた。

    ファンとしてはこれまで通り待つ事しかできませんが、益々諦めきれないです。
    漸くアーカイブスで配信された無印8とX4をプレイしながら待つとします。

  75. 今更ながら経緯を知ったけど、こういうことだったのか…

    まあ、企業としては売れる見込みがないゲームを無理に売り出すようなリスクは冒したくないわけだし、赤字続きのタイトルとなれば尚更期待値は低いわけで。
    そもそもDASHは「死にコンテンツ」だったのを、何とか発売に漕ぎ着けようとした苦肉の策が開発室だったと。

    でもカプコン側としてみれば、試作段階のソフトを見切り発車で発表して、あまつさえファンを人質に取られるような事をされ、結果承認が降りなくてもそれは仕方のないことな気もするな。
    黒字になると判断できる材料があったなら、開発を承認しない理由はないわけだし、結局コンテンツにもう一度盛り上がるだけの力がなかったってだけのことでは?

    結果、将来の展望が一致しなくなったのなら辞任を受け入れるしかない。会長が私怨で開発チームのトップを切るなんて、実にくだらないゴシップだよ。

    自分も出れば買うつもりだったけど、それだけじゃ駄目なんだよね。必要なのは数字だったけど足りなかった。
    これが最後のチャンスだったと思うと悲しいな。誰にも責任はないんだけど…

  76. こんな事情だったのか…。
    DASHシリーズはプレイして無かったけど、無印、Xシリーズは一通りプレイ、
    ソフトの為にハード買った事も有ります。
    せめて終わりを見せて欲しいです。
    無印もXも終わってないから、余計にモヤモヤします…。

  77. 今更だけど僕もハードまで買って今か今かと待ってたんですよ。ニコニコをみていたのもそうですし。当時としてはまだ3DSが普及していない時分だったからDASH3に対する期待の表明のつもりで買っていたんですけどね。

    ただ最後の方では何となく社内政治の節はあると思っていて何でもかんでもロックマンの足跡が消えてしまいすぎているとは感じました。
    この時個人的にこの事件は「カプコンが人の心の中でゲーム事業撤退した」っていう表明だと感じました。

  78. 黒字の見込みが…というコメントを目にするけど、今現在出したとしたら、開発中止の一件もあってロックマン(X)シリーズの派生品という印象より、一つのシリーズとして独立できたように思える。知名度も以前より遥かにあるし、話題性もあって売れる目算は十分あると思う(旧作をセットで売るとか)
    同人で作ろうとしている人もいるけど、復活を望んでいる人を心から応援してます。

    ただ今回の件に限らず、カプコンという会社は本当に好きになれない。バイオCVに騙されてDCを買わされた恨みは絶対に忘れない

  79. zxから初めてロックマンシリーズが全て?繋がってると知り、自分でプレイするお金が無いので実況を見てきました。ロックマンの1ファンとしてやはりDASH3の開発中止は悲しいです。難しい事はよく分からないのですが、このわかりやすい記事のおかげで大体分かることが出来ました。ありがとうございます。

  80. はじめまして。
    仕事場で読み、とても悲しい気分になりました。
    当時のネット環境の影響で(記憶が定かではありませんが、恐らく震災のせいもあるかも・・・)DASH3に関しては「気が付いたら開発中止になっていた)という状況だったのですが、こんな複雑な経緯があったとは知りませんでした。
    私はエグゼ世代で、DASHシリーズだけは当時唯一手を付けていないロックマンだったので、DASH3の発売を非常に楽しみにしていました。
    なんだかカプコンから多くのロックマンにかかわったスタッフたちが出て行っているという部分を見て、邪推ですがこれもカプコンの陰謀なんじゃないかとすら思いました。有賀ヒトシ先生の名作「ロックマンを作った男たち」でも、上層部はあまりロックマンをよく思っていなかった節がありますし・・・。
    最近のカプコンは正直ファンをバカにしていると思います。グッズの販売延期、ノートパソコンの開発中止、ロックマンクロスオーバーの配信停止など、ここまで来ると嫌がらせかな、とすら思っていました。
    いろんな意見もありますが、ロックマンのスマブラ参加やプロジェクトクロスゾーン2でエックス&ゼロの参戦決定など、ファンとしてはどんな形であれ、またロックマンの活躍する姿が拝めるのは嬉しいことです。
    一ファンの戯言ですが、これからのロックマンは今の子供たちに受け入れられ、なおかつ昔からのファンも満足できるような方向に進むべきだと思うのです。カプコンはそれをわかっていない。
    それから配信のみというゲーム展開も、ネット環境に乏しいユーザーには優しくないと思うのです。
    皆が皆Wi-FI使えるわけじゃないし・・・(私はフリースポットでダウンロードしています。3DSとPSP)
    やはり本気で売るつもりならちゃんとしたソフトで出すべきだと思うんですよね、配信だとやる人選ぶと思うし、やりたくても出来ないやつがここにいるんで。今時そんなアナログ人間いるのかとも思われそうですが。

    なんだか自分でも何が言いたいのかわからなくなってしまいました。
    ただ、結構内容を見てショックなことも多かったんで、何かを言わずにはいられなかったので・・・。
    あと、「開発中止後になって初めて騒いでる人が結構いる」は正直傷つきましたが・・・。

  81. スマブラで初めてロックマンを知った学生です・・・
    ロックマンにハマっていろいろ調べたらここに来ました。
    正直、ここまでヤバい状態になっていたとは思いませんでした。
    かなり好きになってしまったのでこのまま潰れていくのはあまりに惜しいです。
    どのシリーズでも新作が出るまで待ってます。
    空気読めないクソガキがすみません・・・

  82. 俺も開発室のコブンの一人だったけどまさか承認が通ってないとは思わなかった 
    まだ承認も通ってない段階で勝手に風呂敷広げて国内外のファン呼び寄せて巻き込んで挙句の果てにはダメでした~って こんな蛮行がすんなり許されるわけが無い アホ 師ねってなるのが自然

    よくよく考えたらこのシリーズで採算取れるわけ無いしゴーサインが降りるはずも無いな

  83. 類似性を感じたので書いてみることに
    元々iremを追い出された一族経営で磐石にと現会長が立ち上げたのがカプコムですが

    Iremもオープンワールドのゲームでポンコツ朗漫大活劇バンピートロットという作品の2作品目を待望視され開発状況も試遊できる段階まで出来上がってはいたのですがプラットフォームを開発と移植に時間と金がかかるPS3に移すように変更され年月が重ねるにつれユーザーも不安が膨らんでいきながらも水面下でも他作品の絶体絶命都市の新作も鋭意開発中といったなかで近年特に中心となってきたパチンコ産業の下請けと言うことでパチスロの実習用ゲームを優先的に出すような傾向がありました

    そんな中でもパチスロゲームのサブゲームに昭和を題材にしたオープンワールドのゲームを投入していたり(寧ろそちらが本編と言われたり)ゲーム内通貨がパチンコしなくても釣りで稼げたり寧ろ実生活のように恋愛や引っ越しして住居を変えたり車や自転車で自由に移動したり服や髪型を変えるなど、バンピートロットで培った技術を高めつつ本当は面白いゲームを作り送り出したいんだという気概が見えていました

    そんな矢先に震災が起きてしまいました
    絶体絶命都市はもちろんのこと震災を口実にパチンコ産業一本でいく腹積もりの上層部の意向でバンピートロットもゲーム開発部も凍結されインターネットコンテンツも急速に凍結されてしまいそれに不服だった主だった開発陣営はiremを離れグランゼーラと言う(R-tipe tacticsと言うゲームで言う反乱軍の名前ですが)会社を興して数年かけて冠作品だった絶体絶命都市の版権を何とか買い取ったのがつい最近と言う似た境遇のゲーム会社事情がありまして、最近の和ゲー事情を見るとこういった事情の会社は実は結構あるのかもしれません…

    が、ゲーム開発するための資金を捻出するにも一苦労でしょうがこうして一応IP買い取り、希望が見えてたきと言うケースもあるのでユーザーとしては待つのもしんどいと感じますが動向を注視しつつも長い目で見守ることも必要なのかもしれませんし、私もロックマンと言うゲームで楽しませてもらい、Dash3の復活を望む身としては上のように力を蓄え版権を買い取るなんて展開を期待してしまいます

    昨今のカプコム事情はパチスロに作品を落としたりと自社製品を貶めながらも良作を潰してるようで目も当てられませんが、KO○MIでもプロデューサー飼い殺しして退社させたりと実利を優先する余り造り手を蔑ろにし、金をかけずに金を搾取する…単純作業で機械化されたゲーム…ソーシャルゲームと言えば聞こえは良いですがパチスロとなんら代わりはない内容
    大手企業はそういった方向に染まってしまったのも確かなような実情だと思います。

    と、期待を持ちたいと思いつつこれからに不安を感じる事の方が勝っているのが悲しいのですがここを拝見させていただいて感じ入ったこともあって希望もあるよきっと!と伝えたいのもあり、やはりゲーム業界の闇も深いというのもありーのと言うことをつい長々と書き込んでしまいました、すみません

  84.  今更ながら、こちらの記事を読ませていただき、開発室参加当時からプロジェクト閉鎖、それからの事柄を整理することが出来ました。感謝致します。

     的外れではありますが、震災がなければ、と思わずにはいられません。
     自身、あの日から開発室に参加できなくなり、正直「DASH3」どころではない思いで生活を立て直し現在に至る身ですから、「買う買う詐欺」をしてしまった人間であり、何かを言える立場ではありません。
     筆者様のように、DASHへの道を、既に途切れてしまった足跡を維持しようと、当時のありのままを語り継ごうとされていることは非常に有難く、また痛み入ることです。

     繰り返し、感謝致します。

  85. キックスタータで復活も ありかな。。

  86. 今更ながらこの記事を読ませていただきました。自分は現在高校生なのですが、このゲームについてはロックマンシリーズの中で唯一やったことがあって、新作が出たらそれを機にもう一度1を、そして未だ見ぬ2をやろうと思ってて、その矢先でこのニュースが来まして、なんともショックでした。
    自分みたいな開発室にも関わりのないぽっと出の若造がなに調子こいてやがるとか思われても仕方が無いのですが、このやり方には納得がいきません。企画抹消の際に理由だけでも聞きたかったです。
    もはや言い訳になってしまい、立場を好転させるものでもなく、もしかしたら一個人を批判する行為につながり得たかもですけど、それでも真実を公式に明かして欲しくあります。推理すればある程度予測がつくというならもういっそ明かせばいいのにと思うのです。無論わがままですし、大人の社会じゃ当然ダメでしょうけど・・・
    非常に長くなってしまいすいません
    やや興奮状態にあるようで笑笑
    それでは、失礼します

  87. 開発中止を知ってから情報を追う事もなくなっていましたが、ふと思い立ってDASH3のHPや記事を見返そうとして本当に良かった。自作DASH3にも出会うことができ、このような素晴らしい記事にも出会えました。
    子供時代にDASH体験版、トロンにコブン、DASH2と触れファンの一人になったと言いながらも開発室には少し無理にファンとの結びつきを作ろうとしている所を感じ距離を置いてしまっていた自分に何を言う資格も無いとは思いますが。開発中止を納得し、整理を付けることができました。ありがとうございます。
    ウィザまんさんやコメントを残した皆さんの言葉からDASH3の火は消えていないと思えます。希望はあるんだと。
    自分も自分なりにDASHシリーズをこれからも愛し続け、応援していくつもりです。

    そしてこれは全く別の話になってしまいますが友人の個人製作ゲームに関わる事になった今、ここに辿り着きウィザまんさんという一人のゲームを愛するユーザーの心と言葉に触れられたことが自分にとっては幸運でした。自分の関わったゲームを誰かに好きになってもらう為、愛してもらう為にも良い仕事をしようと改めて思えました。

    繰り返しになりますがウィザまんさん、この記事を書いて頂き本当にありがとうございます。

  88. 私の状況的に、すべてのコメントに丁寧に返事を書くことが現実的でなくなっています。大幅に遅れましたし、返事に期待はされてないと思いますが、あとから読んだ人が何か得るものがあればいいなと思い、これ以降、一部に絞ってコメントを返すことにします。

    65.kooritsukiさん
    DASH3という企画が立ち上がったこと自体は、ファンが声を上げてきた結果ではあるんですよ。だからこそ、ここで諦めてはもったいないとも思うんです。ファンにできることは限られますが、できることはやっておけば後悔ないかなと。自作DASH3というファンによる二次創作も、DASHへの気持ちを形にして共有できる活動ですから、これを糧に「DASH3待っています」という声を出し続けていきたいなと、そんなことを考えて、この記事をまとめていました。つらい時期が続いている今こそ、DASHの魅力を再確認すべきなんです。楽しそうにしていれば、きっと味方は増えていくから。そういう私の強い想いが伝わってくれていたら幸いです。

    66.Shimakaze50000keiさん
    こちらこそ読んでいただきありがとうございます。私もDASH3に今後のロックマンの未来が託されていると考えていましたので、これだけは何としても成功してほしいと願っていた企画でしたが・・・なんだかんだで毎年新作が出続けていたロックマンの歴史も遂に止まってしまいました。本当に悲しかったです。2016年2月にロックマンクラシックスコレクションが発売することになり、久方ぶりの動きを見せているロックマンですが、新作となるとなかなか厳しそうです。

    噂の方はコブンの人が主役というだけで察してしまうんですけれども、いいんですかねw
    PXZでは中の人ネタもありましたよね。会社ごとに色々な事情があるんでしょうけど、マスターアップしているのに発売されないっていうのは悲しすぎますね。作り手にとって、何も残さないということほど悔しいことはないと思います。しかし、一度はお蔵入りになったものでも、別の機会に日の目を見ることとなった事例はあります。DASH3もそうであってほしいものです。

    67.カノンさん
    クリエイター志望者からコメントがいくらか寄せられていますが、これは想定外でした。あんまりそういう繋がりがなかったので新鮮です。クリエイターを志す人には、私の想いや意図が伝わりやすいような感触を覚えて嬉しい限りです。皆さんそれぞれの考えがあるからこそと思います。

    暗い話題ではあるんですが、それと同時に、ロックマンの人気が再燃することは希望であり夢であると思うんですよね。私にとってはロックマンそのものが夢のかたまりでしたから。

    Mighty No. 9はクラウドファンディングで良いスタートダッシュの切れたゲームとして重要な事例でもありますから、成功してもらって今後のゲーム業界に良い影響をもたらしてくれたら、なんて思ったりもします。ユーザとの距離感とかもそうなのですが、色々な使命を帯びているプロジェクトだと思うんですよね。

    私は流星4もほしいなぁ(‘3’)

    69,70.inigi893_ikannoka (@inigi893)さん
    断定はできないにしても、圧力かけられたと見えるぐらい気持ち悪い事件でしたよね。ただ、申し訳ありませんが、愚痴の方はほぼ賛同できません。言いたいことはわからなくもないのですが、ちょっと現実離れしていると感じましたので、様々な事情や私の見解を説明します。説教ではないです。

    まず、お金を稼ぐこと自体は正しいんです。「お金は汚い」とよく言われますが、そんなことはありません。お金がなかったら生きていけないんだから、お金稼ぎのこともしっかり考えなければ活動は維持できません。お金自体に善悪なんてなくて、ただ生活に必要なものです。それが現実なので、売上を気にせず作品性だけ考えればいいということにはなりません。何十人、何百人、何千人という社員すべての人生について責任が発生するので、いいかげんなことはできません。それが趣味ではなく商業であるということなのです。趣味でやるにしても、どこまで自腹を切れるかという話になります。モンハンは3DSに移って最大売上を叩き出すという結果は示しているので、プラットフォーム選択なんかは商業的判断として間違ってないんじゃないでしょうか。

    ただ、ゲームはコンテンツ産業ですから、売上を気にしすぎて保守に走ってもジリ貧になるのが悩ましい問題です。開発コストが膨らみ続けているのに、昔ほど売れなくなってしまったから、カプコンに限らず、発売されるタイトル数は減ってきました。だいぶ夢のなくなってきた苦しい時代です。

    それで今のカプコンに感じることは、モンハンに依存しすぎていて、未来が見えないということです。カプコンに限った話でもないですけどね。

    あと、ゲームエンジンは描画に関わらないわけではありませんが、描画のためのシステムではなくて、ゲーム処理に必要な様々な機能を統合します。より突っ込んだ説明は、下の記事にも書きました。世間一般に、かなり誤解されてる言葉だと思います。

    http://blog.wizaman.net/archives/680

    71.匿名さん
    それがいいと思います。結論はシンプルなんですよ。「ロックマンは楽しい」という事実を見つめなおすことこそ、今大事なことなんじゃないかなと。

    72.yoshiki shibui (ブイちゃん)さん
    Xoverはサービス終了自体は公式の発表を待たずに、お知らせ画像の流出でバレました。そのときの周りのファンの反応を見ると、Xoverそのものの終了を悲しむ人は誰もいませんでした。こんな状況でよく2年以上もサービスが続けられたもんだと不思議に思います(2012年11月29日開始)。

    もう終わってしまったので正直に言いますが、製品クォリティが低いだけではない様々な問題がありました。コンテンツの雑な扱いもそうですし、ユーザー投稿企画が結果発表だけして報酬をほとんどの人に与えないまま自然消滅させたり色々と。ロックマンとファンをナメてるんですよね。カプコンはこんな会社(アドウェイズ)に自社タイトルを預けちゃいけなかったんだと思います。

    ただ、唯一現行のロックマン作品であることに変わりはなかったし、サービス継続中に新作が発売されなかったことが悔やまれます(水面下で動いていると嬉しいのですが・・・)。

    73.匿名さん
    申し訳ありませんが、私はあなたのコメントの意図を上手く理解できていません。色々な想いをぶつけてくれているとは思うのですが、それゆえに発言の軸が見えてきません。私の意図なら可能な限り説明しますよ。

    不備があったなら申し訳ないと思いますが、何を指して言っているのかわからないため、私には具体的な内容で返事することができません。ただ、万人の納得する文章を書くことは不可能であるということもご理解いただきたいです。

    あなたの言う「客観的」という言葉に期待されることが込められていると思うのですが、それがなんだかよくわかりません。DASH3開発中止の真実は外部からは正確には把握できませんが、それが知りたかったのでしょうか。それは私にはできません。それとも、私は多くの人がDASH3再開を願うという気持ちは共通していると思い、そういう観点を話の軸としているのですが、それがいらなかったのでしょうか。

    開発再開に貢献しないならば、経緯だけ周知させることに私は意味を感じません。「こうすればよかったのに」と過去を悔やむような後出しジャンケンにも意味を感じません。私は割と現実主義で、目的を持ってこの記事を書きました。あなたのために書いた文章ではないが故に、あなたが期待したことが、私の意図と一致しなかっただけなのではないかと思うのです。私がどうしてこの記事を書いたのかという意図を、もう少し考えていただければ幸いです。主張に賛同しろとは言わないですよ。

    目的を意識して文章の構成を考えていて、最初のほうで話の流れを示しています。見出しを用いたり、断定表現などに気をつけることで、客観情報と引用と憶測と主張はすべて分けて書いたつもりです。そうした話の流れから、私が合理的だと考えた結論が結びの主張となっていて、これが記事を書いた動機となっています。一部でトゲのある表現を使っているのは方便です。

    結論を導くロジックのことを誘導と呼ばれたり、自治厨という言葉から、なんか敵意ありありだなぁという印象を受け、どうしたものかなぁと思うんですよ。こういうのは捉え方の問題であると思うのですが・・・。私は合理的な話をしたかったので、好きとか嫌いとかどうでもいいんですよ。そういう記述が、稲船さんについて触れているところにもあったはずです。そうやって捉え方を変えるというのが、多くの人には難解なのかもしれないとも思ってはいます。

    あとは、いくらか誤解されているところがあるので、それについて。

    私は「正しいファン」なんて議論は存在しないと思っていて、「企画参加しないのはファンじゃない」なんてことは書いてませんよ。迷惑な人がいるとするなら、それは「人としてどうか」とか「どんな影響をもたらすか」とかいった議論にします。結びの主張についても、私が考える合理的な活動はこうですよと言ってるだけで、私が唯一正しいんですみたいな傲慢さは持ちあわせてません。

    自治と仰りますが、めんどくさいし現実的じゃないから自治はしたくないです。現実、すべてのファンが同じ志を持って、同じ団体として行動できるかって言ったら不可能です。色んな価値観があって、色んなコミュニティがあるのが自然です。しかし、それぞれがDASH3復活を願うならば、ちょっと発想を変えてみたらどうですか?っていう提案をしています。考えるきっかけになればそれでいいんですよ。また、一人で物事を考えるとこじれやすいし、モチベ維持も大変なので、自分に合うコミュニティを見つけることは一般にいいことである、と思っています。

    長くなったので、感想部分についてはノーコメントで。すいません。

    74.Gさん
    DASH3の件は色々なことを知り、学べる機会ではあったと思うんですよね。それまでにも水面下で開発中止してきたのかもしれないし、表に情報が出たということ自体は忘れちゃいけないと思うんですよね。作ってほしいと願う人がいて、作りたいと望む人がいた証拠なのですから。諦められませんよね。

    75.kinoさん
    「コンテンツにもう一度盛り上がるだけの力がなかった」というのは否定しませんが、実際どうなのか示すためにもプロローグ版を配信するという方向で話を進めていたはずです。それを有無をいわさずキャンセルさせることに何の疑問を持たないのであれば、私があなたに言うことは何もありません。ゴシップで構いません。

    私は「誰が悪いのか」はどうでもよくて、作品がちゃんと続いてほしいだけです。

    80.S・Aさん
    陰謀というか、単に派閥問題だと思ってます。思想・文化の違いがあって、力を持っている方が勝つという。ゲーム業界は人の流動性が高いこと自体は良いことだと思うんですが、どうして辞められるのかということについて経営者が鈍感すぎる気がします。いなくなると困るクリティカルな人材は確実にいます。

    ファンのことが見えていないとは以前からずっと思っています。将来そのコンテンツをどうしていきたいのかというビジョンがあるようにも感じませんね。飼い殺しになっているコンテンツがたくさんあってもったいない会社です。

    81.にわかンヌさん
    スマブラでロックマンに興味を持ってくれて嬉しく思います。ご覧の有様なので、スマブラに続くようなロックマンの流れを築けていないことは残念ですが・・・。どのシリーズもよくできた作品で、長く愛されているだけのことはあります。ゲームアーカイブスなど充実してきましたし、色々と手を付けてみて、もっとロックマンを好きになってくれたらいいなぁと思います。

    82.まーちゃんだいずさん
    結果に結びつかなかったことで怒るのは自然だと思いますが、私はその先に行きたいと思いました。

    83.私立某学園さん
    アイレムの詳しいことは知らないので大変勉強になります。震災により開発中止となった絶体絶命都市4ですが、この返事を書くまでに発売決定の発表まで漕ぎ着けましたね。これは私も心強いニュースだと思っています。

    KONAMIはついに小島監督の契約が切れ、数々の所業から世界中からバッシングされていますね。一方、小島監督は新生コジプロを立ち上げ、歩みを止めない。頑張ってほしいですね。どこも素直にゲームづくりに専念できる状況になく、戦いなんだと思います。

    86.K-3さん
    大人の社会からしたって説明責任を果たしてないと思いますよ。ファンに対しても、作り手に対しても、非常に不義理で不誠実であったと思います。だからこそ、これだけ禍根を残しているのだと思います。ここまで来たら、結果を示すことでしか浄化できないと思いますので、いつかDASH3の復活を実現してほしいです。

    87.某絵描きさん
    希望を捨てないということが大事だと思っていますので、みんなでロックの帰還を待ち続けましょう。

    意図せず個人制作のモチベにも何か影響を与えたようですが、私も嬉しく思います。私自身のモチベにもなります。ありがとうございます。

    ゲーム製作にはマインドが大事だと思ってます。良い作品を作ってください。

  89.  当時の私はもう『開発中止』の話をいきなり聞いて、そもそも『開発を予定していた事すら知らんかった』ので。何というか「そうか、そうか……。惜しいなぁ……」みたいな感じだったが、検索してもイマイチ良く分からんくて、心の負荷を下げる為に話題シャットしてたが、まさか今になって再び検索して事情の一端を知ることになるとは。
     まあ私はロックマンは好きだけど別に「ロックマンだから」買う。という感じでもなかったからして、そこまで興味も無かったのが大きいかもしれないが。実際ロックマンで主にプレイしたのは『DASH』と『エグゼ』。どころか何気に『トロンにコブン』がロックマンシリーズ初プレイ(しかも当時ロックマンDASHのスピンオフだと気付いてすらいない)という良く分からない入り方しているくらいだったし。

     ただ未来を見た上で本当に惜しいのは新作が出ない以上、時が経てば経つほどロックマンの年齢層もゲームハード自体の性能も当然上がっていく訳で、これから先もどんどん「売れ行きを考えると難しい」ものになっていくんだろうなあ。という事かもしれない。スマブラでロックマンが出てるのはかなりの救い。
     特にナンバリング付きの続編なんて基本、前作を買いプレイしてハマった人間が買う訳で新参者にはハードルも敷居も高くなる(以前の作品をプレイしていない事への不義理を感じる)ものだし。
     今はとりあえず『RED AHS』がどうなるかが『DASHシリーズ』の行き先に掛かってるようにも思えなくはない。このまま埋もれるか、それとも明確な利益が見込めるとしてどこかがディグアウトする事になるのか。

     そして記事には関係ないが「このブログ他に何が書いてあるんだ」と思ったら思いっきり『エクストルーパーズ』があってニヤリとした。やったのフリープレイだったけど面白かったねアレ。まあ個人的にはロスプラと世界観繋いでるなら協力プレイの状況をあんなに限定しないでロスプラみたいにストーリーからして協力したかったけど。

  90. 89.ひつじはね (@RAMHANE)さん
    経緯と背景をもっと知ってもらいたくて書いたことですので、こうして伝えられているのは幸いです。

    「ロックマンだからDASHも買う」という人はかなり限定されるとは思いますが、興味を持つきっかけにはなりそうです。スマブラ出演みたいに、若い人にも知ってもらう機会を維持してほしいですね。それこそトロコブみたいにスピンオフ出して、小規模でそこそこ稼ぎつつ本当の勝負に繋げてみてほしいなと。そういう長期的な段取りでプロジェクトを動かすのが難しそうな会社、という印象はありますが・・・。

    RED ASHはDASHシリーズの今後を考える上での参考事例になることは間違いないでしょう。

    エクストルーパーズは本当に良い作品ですね!このブログは当初、ロックマンの話題ばかりになると思ってましたが、最近はエクストルーパーズだらけになってます。最終的に対戦に行き着くんですが、協力要素をあれこれ強化したらもっと寿命伸びたのになぁと思います。こちらも続編がほしいタイトルです・・・。

  91. 初めまして、そして騒動のまとめ感謝いたします。
    どこの会社にも闇はあるものですがカプコンの闇は一際深いですね。
    そして、当事者の稲船さんはその闇を見てきたと思います。
    社内の問題に関しましては何も出来ないのが本当に歯がゆいです。

    しかし、DASH3の復活を望んでいる方が今も多くいる事に驚きながらも嬉しいです。
    稀な例ですが、一度開発中止されたゲームが年月の時を得て再開され、発売まで至ったゲームもあります。
    絶望的な確率ですが私も諦めずに待ち続けます。

    それから個人的に考えたものですが、関連商品を買うだけではなく購入者アンケートに答えるというのはいかがでしょうか?
    必ずとは言えませんが、消費者として意見を書けば少なくとも関係者にも伝わり商品に反映される仕組みな筈です。

    カプコンではありませんがとある企業の商品を購入し、実際にアンケートにこまめに答えて実際に反映された事があります。
    偶然私と同じ意見の方が多かったお陰とは思いますが、こういったやり方もあると思います(欠点は予算がかかる事と地味な事ですねごめんなさい

    他にもロックマンシリーズに関しての思い出話を沢山したいのですがまた別の機会にさせて頂きます。
    が、1つだけ言わせて頂きます。
    エクスプラスから出ているギガンティックシリーズ(デカいフィギュアですね)でエックスとゼロはありますが、アクセルだけ無くて可哀想だと思います。

  92. 2016年の投稿もあるってすごいな。なんか嬉しいな。(記事についてのコメントからではなくてすみません)
    私も3DSをDASH3のために買った口なので、こんなにも長くコメントが続いているものが見れること自体が
    うれしく思います。(ウィザまん の記事のまとめのおかげだと思いますが…)

    いやー出てくれないかなーDASH3。
    ロックを月から助けてあげてほしいのよー

    無知で申し訳ないですがカプコンさんの作品じゃないですが
    蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルトとかも個人的には結構好きなんですよねw

  93. 自分がDASH3で一番気にくわないのは、話を中断されてしまったこと。やると言って出ないなんて、これでは虐殺器官やエヴァと比べてそれはそれはひどい気分になる。前者も後者も制作体制や監督の病気とか原因を判明させて知らせてるっていうのに、DASHはどうにも広報がシリーズファンにしか目がいってないし、PSP版で新規獲得をしようとしたのかUMDを出したけどこれこそどんな判断だ。いつから子供達はそんなに興味関心がバリバリになったのか、親が金持ちになったのか、戦略に謎を感じる。しかし5年前ほどだとちょうどスマホの台頭が始まった具合だからシリーズなんて見てられなかったんでしょうなぁ。5年後の今はBOF6とナンバリングされた作品がスマホソーシャルゲームと化してますけど。本当に遅れてるのかも。
    DMC4SEは何故か売り上げに繋がらなかったという謎もあったな。
    せめてストーリーを重点化して書籍とかにして仕舞えばいいと書きたかったのですが鬱憤溜まってたみたいです。
    なんだったらPS4、PSVITAでDASHの世界観でオンライン専用のゲームとか作って欲しい気も。で、課金要素から調達して本編を順次アップデートとか。まぁ、コナミですらやらないですがね。
    カプコンの首が挿げ替えになったらまた期待しましょうかね。

  94. 俺はREDASHじゃなくてDASH3がやりたいんだよね。
    ロックとロールに似たキャラで似たシステムの別ゲーは今更別に…。

    ロックいつ帰ってこれるんだよって話。

    稲船さんが外部で似たゲーム出すんじゃくて、
    稲船さんなしでいいからカプコンがちゃんと出して欲しいね

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