6月 182014
 

オトレンジャー面白いなー。面白いけど、最終話クリアしちゃったし、大型アップデート来ないかなぁ。

とまあ、エクストルーパーズコラボあたりから周囲のオトレン人口が増加して、よく話題にされるオトレンジャーですが、期間限定のイベントステージはまたやるのかいつやるのかもわからないので、動画に残していつでも見られるようにしたいなぁと思いました。ザコ戦の譜面とかわからなくなっちゃうので。

まあ、私がやらなくても、たぼちゃんがやってくれたんですけどね。素敵。

エクストルーパーズ、魔界村、ロックマン(第1弾)のコラボステージのプレイ動画が投稿されています。これはHDMI出力したものをキャプチャしたらしいです。

本題。

一応、私の方でも、iPhoneおよびiPad(以下、iOS端末)のゲームのプレイ動画を録画したり、配信したりするために、映像をキャプチャする方法を調べ、試してみたので、その情報をまとめます。

あくまでキャプチャするところまでの説明ですが、Ustreamでの配信方法は以前、記事にまとめました。

キャプチャの方法は2つに大別され、それぞれ説明します。

映像出力アダプタとキャプボを使う

iOS端末に映像出力アダプタを接続し、これとキャプボを対応した映像ケーブルでつなぎます。キャプチャの対応している入力端子に合わせて、ケーブルやアダプタを選択することになります。

私はHDMI対応のキャプボ(DC-HB1)を持っていますので、HDMIで接続したいと思います。Amazonで見てると値段の上がり下がりの激しい商品ですが、私はヤフオクで5千円で落札できたので、こういうのはオークションも見るといいでしょうね。

結論から言うと、必要なものは、以下になります。

  • Lightning-HDMIアダプタ
  • HDMIダウンコンバータ(適宜)
  • HDMI対応キャプボ
  • HDMIケーブル(ダウンコンバータを使うならば2本)

古い端末だとカクカクすると思うので、新しい端末のためにダウンコンバータは必須な気がします。

めんどくさいっす。これから全部揃えようとしたら、軽く1万円超えてくれるので、既にキャプボを持ってる人でないと勧められたものじゃありません。

HDMIアダプタを用意する

Apple純正のLightning-HDMIアダプタを買いました。純正品でないとOSのアップデートによって使えなくさせられることがあるみたいです。この純正品がお高いのが厄介。こういう不自由さが嫌いだなぁ。

非純正品が使用できなくなっても、純正品アダプタ挟めばいけるって話もありますが。

ちなみに、LightningコネクタはiPhone5以降、iPad第4世代以降、iPad miniシリーズで採用されている外部接続のためのインターフェースで、古いiOS端末で使われてたDockコネクタを置き換えるものです。Dock-HDMIアダプタの純正品だと下の商品になるかな。

どっちのアダプタもHDMI出力とは別にLightningあるいはDockが用意されているので、HDMIケーブルと充電ケーブルどっちもつなげるようになってます。

HDMIダウンコンバータを用意する

あとはHDMIケーブルを使ってアダプタとキャプボを繋げば良さそうですが、私はうまくいきませんでした。

iPad 2 以降および iPhone 4s 以降は、最大 1080p のビデオ出力に対応しています。iPad、iPhone 4、および iPod touch (4th generation) は、最大 720p のビデオ出力に対応しています。

なるほどー。私の初代iPad miniは1080pの解像度で出力するようで、これを変更する術はありません。今のところ、基本的にHDMIキャプボは1080pに対応していないのです。私のDC-HB1も720pあるいは1080iまでが限度です。

仕方ないので、ダウンコンバータを用意します。1080pを720pに落とせればいいのです。なかなか都合のいい商品探すのが大変ですが、今回はこれを選びました。

スイッチによって出力解像度を1080pと720pで切り替えられます。これで720p出力させれば、キャプボで扱えるようになります。

余談ですが、この商品でスケールを変えるとHDCPが解除されるそうです。ドリキャプ使わなくてもPS3のHDMIがキャプチャできるようになるってことですね・・・。

接続する

必要なものは揃ったので、どのような接続になるか整理すると、

iOS端末→HDMIアダプタ→HDMIケーブル→HDMIダウンコンバータ→HDMIケーブル→キャプボ

うわぁ・・・。

でも、これでキャプチャできるようになりました。HDMIキャプボのほうで入力設定をちゃんと720pに合わせておいてくださいね。

ReflectorでAirPlayを利用する

iOSのAirPlay機能を使うと無線で画面のミラーリングができるようです。Apple TVに使用されていますが、PCでもReflectorというソフトでAirPlayをサポートできます。

12.99ドル(以前は14.99ドルだった?)の有料ソフトですが、とりあえず試用版として使えるので、公式サイトからダウンロードしてインストールしましょう。

試用版

シリアルキーを購入・登録しない場合、試用版として動作します。

この記事を書いてる時点で、最新バージョンは1.3.4です(2014/03/24リリース)。この最新リリースより、試用版の仕様が変わりましたので注意です。また、Windows版で音ズレ問題があったようですが、これが改善されたとか。

バージョン1.3.3以前

古いバージョンの話になりますが、10分間まで連続起動可能という制限だったようです。起動後10分が経過すると勝手に終了します。すると、また10分程度待たなければ起動できなくなるようです。

録画機能もあるのですが、録画終了時にエンコードに時間を使います。ということは・・・

どうやら動画の書き出し時間も含めて10分間しか使用できないようです。

めんどくさいっすね。

最新バージョンの試用期間制限をどうしても回避したかったら、こちらを使いましょう。公式サイトにはもう置いてないみたいですが。

バージョン1.3.4以降

上のリリースノートによると、

Reflector now has a fully-functional, seven day trial (with subtle watermark)

1.3.4より、試用期間が7日間としてすべての機能を解放(起動10分制限がなくなった)する代わりに、ウォーターマーク(透かしロゴ)が表示されるようになりました。

7日間の試用期間ということは、それ以降はシリアルキーを購入・登録するまで使えなくなると思います。

使ってみる

Reflectorを起動すると、iOS端末でコントロールセンターを開き(画面下から上へスワイプ)、AirPlayの一覧にPC名が出てきますので、これを選択して、ミラーリングをオンにします(HDMIアダプタなどつないでいるとミラーリング項目が選択できないので注意)。すると、PC画面上にiOS端末の画面が表示され、音も再生されるようになります。

録画機能を使うには、右クリックでメニュー開いて選択してもいいし、WindowsならCtrl+R、MacならCommand+Rのショートカットキーを利用してもいいです。録画終了時にMP4にエンコードするようで、やや時間がかかります。

配信したいときは、SCFH DSFでReflectorの画面をキャプチャするといいでしょう。Drag Hereで必要なところだけぴったり抜き出せます。

キャプチャする際の注意

遅延が大きい、音声の同時出力は不可能

いずれの方法も映像がかなり遅延します。iOS端末本体の画面を見れば、遅延のない画面を見ることができますが、問題となるのは音声です。音声は本体と外部出力の両方を同時に使うことはできないのです。つまり、オトレンジャーなど音ゲーには向かないのです。音声の遅延を気にせず遊べるゲームならば問題になりません。

キャプボを使う場合、面倒ですが遅延対策が可能です。ヘッドホン出力にヘッドホン端子をつなぐと、こちらから音声が出力され、HDMIに音声を出力しません。ヘッドホン出力から、遅延の小さい音を拾って再生つつ、これをまた別の方法でキャプチャすればマシになります。

ヘッドホン出力をパソコンに入力するには、ライン入力があれば、そこに繋ぐのがいいでしょう。マイク入力には繋がないでください。ライン入力がなければ、何らかの機材を用意する必要があり、面倒です。

私はライン入力がなかったので、手持ちのGV-USB2というキャプボを音声入力のためだけに使うという、これまた大げさな構成になりました・・・。一応、説明しますが、持ってるもので対応したというだけの話なので、これが良い方法というわけではないです。

GV-USB2もライン入力はなくて、赤白のピンケーブルを使うんですね。なので、ステレオミニから変換しなければいけません。↓こういうの使います。何かに付属してきたものがあったので、それを使用。

GV-USB2の遅延は大したことないので、入力音声をパソコンのほうで再生しています。音ゲーやってると、さすがにちょっと気になりますが、分配ケーブル買う気にはなれませんでした。

これだけ頑張って音声の遅延をマシにしたとしても、映像の遅延はどうしようもないので、パソコンから見たら映像が音より遅れる形になります。配信だとどうしようもないですが、録画だったら編集してズレを修正できます。めんどくさいのでやりたくないですが。

一方、AirPlayの方は、ヘッドホンをつなぐと、AirPlayを切断してヘッドホン出力を開始しました。従って、音だけ別出力という手段が取れません。

負荷が大きい

最新の端末なら高性能なので気にならないかもしれませんが、私の使ってる初代iPad miniはスペック控えめなので、映像出力の負荷によって余裕がなくなります。

今回、オトレンジャーで試していますが、表示キャラ数が増えるほどフレームレートが落ちていきました(カクカクになりました)。オトレンジャーはジャンルとしては音ゲーとソシャゲをくっつけたものですが、ひたすら音ゲーだけできるリズムプレイモードがあり、これで音ゲーを楽しんでいると、曲の後半、表示キャラ数が増えて盛り上がってるところでカクカクしてしまうのです・・・。連打譜面だったりするとしんどい。

また、当然ながら、キャプチャするパソコンの方もそれなりにスペックを要求されるので、古いパソコン使ってる人はしんどいと思います。

負荷はどうしようもないので、参考程度に。

おまけ:Android

記事タイトルと関係ないですが、AndroidはMHLに対応していれば、下のような変換ケーブルを用意すればHDMI出力が可能です。

私の使ってるXperia A(SO-04E)はダウンコンバータ使わないでキャプボから認識出来ました。なので、iOSについても、当初はこれぐらいの気軽さを想定していたんですが・・・。

まとめ

iOS端末のキャプチャ方法について、キャプボを使った方法とAirPlayを使った方法を紹介しました。どちらも遅延が発生するため、音ゲーはかなり厳しい感じでした。

それぞれの方法について特徴をまとめると、

  • キャプボ
    • 必要な機材が多く、費用が嵩む
    • 音声をヘッドホン出力することで遅延対策できなくはないが面倒
  • AirPlay
    • 安く済む
    • 音声の遅延を避けられない

こんなとこです。

AirPlay試用版で負荷や遅延がどんなものか確かめてから、キャプボを使った方法を検討するのがいいんじゃないですかね。配信環境整えるの楽しいんで私は色々買っちゃいましたけど。

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